虐待

一霊「あ、あぁ...痛いよぉ...おと、父さん..あがっ!痛いいぃぃ...やめてぇぇ...」

父「うるせぇ!俺の気持ちなんて知らねえクセに!」

一霊「ご、ごめんなさいぃぃ...うああぁぁぁ...」

父「ア゛ァ!?こんな事で泣いてんのかよ!めんどくせぇ息子だなぁ!」

一霊「うぅぅぅ...やめてぇ、やめてぇぇぇ」


今日もボクを何回も殴る父さん...母さんは難聴気味だからボクが泣いてる声も聞こえない。他の兄弟も、助けてくれない。そりゃそうだ。自分もこんな風にされるかもしれないんだから。でも、唯一そんなボクと話してくれた長男。長男がいなければ、ボクは自殺してたと思う。


霧雨一星イッセイ「...辛いよね、ごめんね...こんな助けないひどいお兄ちゃんで...助けようと思っても...怖くて...ごめんね...」


一星はいつもボクに対してごめんね、ごめんねって...一星が謝ることじゃないのに...長男は...ボクと同じく虐待を受けていたらしい。


一星「...一霊は俺より辛いんだよね...なんで助けられないのかな...長男向いてないよね...俺...」

一霊「...」


一星は長男と言えどボクとは2歳しか離れていない。十分長男だよ。ボクのこと...こうやって慰めてくれる...ありがとう、お兄ちゃん...ごめんなさい

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