【番外編】 キャラクター紹介 その1


 ≪主要人物≫


 早川さがわやまと(25歳)

 本作の主人公。妹がいる。

 ウミネコ運送の宅配員だが、そのブラック企業同然の激務で疲労困憊のところを天那に癒されたことで、週2回の交流が生き甲斐となる。

 日々の業務で鍛えられたせいなのか精神が非常にタフネスで、加えて子供に好かれやすい人柄。

 

 三弥や天梨からはロリコン疑惑を掛けられているが、本人は否定している。

 天那にデレデレな様子から、恐らく子煩悩な面が予想される。

 

 彼視点で天那の名前がひらがな表記なのは、天那の漢字名を知らないため。

 知ったところで差別化のためにそのままだが。


 名前の由来は某有名運送会社から。

 あからさま過ぎたようで、短編版でも結構ツッコまれた。


 ☆


 みなみ天那あまな(6歳)

 本作のメインヒロイン。小学1年生。将来有望の美少女。

 和が配達で出会った女の子で、天真爛漫で人懐っこい性格。

 他人を癒す点において破格の才能を持っており、当人の純粋さも相まって高い効力を発揮している。

 

 自分の家庭に父親がいないことは既に割り切っており、むしろ女手一つで育ててくれる天梨を気遣ってあえて話題に出さない。

 

 彼女の癒しの行動元は、天梨から『自分がされて嫌なことは、他人にしてはいけない』と教わったため、ならば『自分がされて嬉しいことをすれば、相手も嬉しいのでは?』という発想から来ている。天才か。


 ☆


 南天梨てんり(24歳)

 天那の母親。美人。

 とあるIT企業に勤めるOLで、派遣社員として入社後、業績を評価されて正規雇用される程に優秀。

 娘相手にもですます口調を崩さない程に真面目な性格で、天那とは反対にあまり他人に心を許さない面がある。


 美人なためかなりモテるのだが、子育てを理由に誘いは断り続けている。

 和に対しても当初はかなり当たりが強かったのだが、後輩からの嫌味や授業参観の件を通して、その人柄を信じるようになった。

 

 ☆


 さかい茉央まお(25歳)

 ウミネコ運送の法人営業課所属で、和と同期。眼鏡が似合う美人。

 天梨とは別のベクトルで真面目な性格だが、あくまで仕事に真面目なだけであって、プライベートでは朗らか。

 

 入社して初めて参加した忘年会の出来事を経て、和に好意を抱く。

 和本人の鈍感ぶりと彼女のヘタレぶりが重なった結果、たまに飲みに行く仲以上に進展していなかった。


 その彼が天那との出会いを経て変わり出したため、ようやく行動を始めるようになった。

 彼女の気持ちを知る同じ課の同僚達は、やっとかと呆れを交えた応援を送られている。


 和と付き合いの良い反面、三弥とはそりが合わない。


 名前の由来は某引っ越しセンター(パンダの方)。


 ☆


 ≪ウミネコ運送関係者≫ 


 有熊ありくま三弥みつや(25歳)

 和と同じくウミネコ運送に勤める宅配員。友人。天那からは「チャラキン」と呼ばれている。

 染めた金髪と若干悪い目つきから、如何にもな雰囲気があるが性格は非常にノリがいい。

 和と天那の関係を一番最初に知った人物で、相談を受けることが多いが、友人がいつ通報されるか内心ひやひやしている。


 絶賛彼女募集中ではあるが、目立った効果は無し。

  

 堺とはそりが合わないが、向こうが一方的に敵視しているだけで彼自身は嫌ってはいない。 


 名前の由来は某引っ越し社(アリの方)


 ☆


 日乃本ひのもと勇尾いさお(38歳)

 ウミネコ運送の管理部部長。

 やや小太りで一見すると物腰の柔らかな人物だが、某ア〇ゴさんみたいな喋り方をして相手に仕事の追加を報告する面がある。

 無理ですと面と向かって言えば普通に引き下がるのだが、上述の喋り方と共に発せられる圧が凄まじいため、それが出来る人は居た試しがない。むしろ知られてないすらある。


 既婚者で13歳の長男がいる。

 

 名前の由来は某郵便社から。


 ☆


 ≪天那の友達≫


 西山にしやま蓮水はすみ(6歳)

 天那の同級生で友達。語尾に「っす」がつく。

 家が道場を経営していることから、空手の練習を積んでいる。

 それ以外にも運動全般が好きで、4人の中では一番活発。


 ☆


 北谷きたたに智由里ちゆり(6歳)

 天那の同級生で友達。眼鏡を掛けた自信家。

 勉強が出来るため既に簡単な漢字の読み書きも出来るが、それを上回るドジっ子。

 また、一部知識を勘違いして誤用することもあるため、その度に嘉奈かなに訂正されている。

 

 ☆


 東野ひがしの嘉奈かな(6歳)

 天那の同級生で友達。臆病な子。

 人見知りで臆病な性格だが、自己主張が苦手というわけではない。

 4人の中では一番小柄で、小動物的な可愛さがある。

 何かとドジを踏む智由里のフォローに回る器用な面がある。


 ☆


 ≪裏話≫

 

 どうも、青野です。

 この度は『ブラック勤務は辛いけど、配達先の幼女が癒し系すぎるっ!』、略して『配達幼女』を読んでいただきありがとうございます。

 略称が事案っぽいのはどうしようもないです。何か別案があればどうぞお願いいたします。

 

 今回の裏話では、作品の着想に至った経緯をお話したいと思います。

 というのもそんなに複雑なことではなくて、皆さんもSNSやpixivにTwitter等で見かけたこともあるでしょう、1~4ページの漫画で簡潔に展開されながらも、尊さから悶えずにいられない所謂『尊い系漫画』が発端だったりします。


 あれを自分流に展開するとしたらどういった話が良いかと考えた結果が『配送業者の主人公が、配達先で知り合った幼女に癒される話』……つまり本作に至ったわけですね。


 最初は短編で投稿したのですが、なろうで初めてのレビューを貰ったり、ヒューマンドラマジャンルで日間ランキング5位に入ったりと、もう一つの連載作でも未だ出来ていない成果を出してくれました。


 短編でこれなら、連載したらどうなるんだろうと思い、改めて連載用にプロットを練り直したりして、連載版の公開と相成りました。


 そしてその際に思いました──『絵師様に描いてもらった天那ちゃんが見たい』と。

 紆余曲折あって、おむ烈様に依頼したのですが……ラフを見せて頂いた時点で、青野の息の根が止まりました(笑)。

 

 いや、本当におむ烈様に描いて頂いた天那ちゃんの可愛さが凄過ぎてねぇ……。

 『ラフでこれなんだから、完成したらどうなんの!?』と期待に胸を膨らませた結果、あの表紙が出来上がったわけです。 

 

 和はあんな天使によしよしされてんのかと思うと、無性に殺意が湧きますね←。

 天使な天那ちゃんを描いて頂いたおむ烈様には感謝の念が尽きません。

 改めまして、この場でお礼を申し上げます。


 さてさて、青野はそろそろお暇とさせて頂きます。

 続く第2章も楽しんで頂ければ幸いです……ではでは~。 

  

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