第8話 神官さん、第二の候補探して

「・・・・・・・・カデンセイヒン? 

あ、神官さん、第二の候補、探してくださいね」


カデンの自信満々なドヤ顔が、風花の一言でふき飛ぶ。


「わふん」

阿修羅が勝ち誇った顔でカデンちゃんをみている。フェルムとベイクもポカンとしている。


「ちょ、ちょっと待って! ちょっと待って! どういうものか分かれば絶対その気になるから! 説明させて!」

「手短にお願いします」


「うう、風花ちゃんが冷たい…ビジネスライクだわ。実物を見てみないと分からないと思うから、いくつか召喚してみるね。えい! しょーかんっ!!」


バフン!

“洗濯機が召喚されました”

バフン!

“冷蔵庫が召喚されました”

バフン!

“掃除機が召喚されました”

バフン!

“電気ポットが召喚されました”

バフン!

“エア・コンディショナーが召喚されました”


ドヤアアアアアア!


得体のしれない物体が次々と現れた。

カデンちゃんはドヤ顔だけど、これ……嵩張るし家にあったら邪魔だな。


「神官さん、第二の候補、探してください」

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