第52話 登場人物紹介

※皆様のおかげで本作も50話を突破し、当初より登場人物も増えてきました。

というわけで今回は今までの話を整理していただく意味も含めて改めて登場人物の紹介をさせていただきます。少しだけ裏設定や裏話も記載しています。楽しんでいただけると幸いです。




〜2年3組〜


・田島亮

(身長)165cm

(体重)55kg


 本作の主人公。1年生時の9月にクラスメイトの岬京香を庇って交通事故に遭い、記憶喪失になった。なお、本人は記憶喪失以前に起きた出来事にあまり執着しておらず、持ち前の前向きな性格を活かして現在は記憶喪失以前よりも広い人間関係を築いている。最近同じ高校に入った妹のことを特に気にかけているが、本人はシスコンではないと言い張っている。元々はひょうきんな性格だったが、最近は周囲に彼以上に個性的なメンツが集まっている場合が多いためツッコミ役に回ることが多い。


 天明高校という秀才や天才が集まった環境にいる故に才能に欠けた自分のことを必要以上に低く評価しているため、他人の好意に鈍感。しかし、体育祭の帰り道の際に幼馴染の市村咲がテンプレ過ぎるツンデレセリフを言い放ったため、彼女の好意には気づき始めている様子。



・仁科唯

(身長)160cm

(体重)57kg

(スリーサイズ)B90 W60 H87


 本作のヒロインの1人。駅伝部に所属している黒髪ロングヘアーでスタイル抜群の美少女。そのバストは新島翔曰く『規格外』。容姿端麗で性格も明るいため、男女問わず人気を集めている。しかし人気者というのは本来の彼女の姿ではなく、実は打たれ弱く臆病な性格をしており、亮だけがそのことを知っている。長距離走においては全国的に見ても屈指の実力者であり、昨年の新人戦1500m部門では全国チャンピオンになった。


 翔と亮とは特待生枠で同じ部活に入ったことをきっかけに仲良くなった。2年生になった今も3人で一緒に居ることが多い。最初は友達として亮と関わっていたが、1年生の夏休み最終日に陰で隠れて泣いているところを亮に励まされて以降、彼のことを異性として意識し始めた 。そして今年の4月、放課後の教室で自分のために怒っている亮の姿を偶然見かけたことがきっかけになり、自分の恋心を自覚した。



・新島翔


 亮と最も親交が深い友人。2年生ながら駅伝部のエースであり、長距離走においては仁科唯と同様に全国屈指の実力を誇る。天明高校には県外から越境入学しており、地元の彼女と遠距離恋愛中。


 亮が岬京香と2人で居るところを盗撮、2人がデートしていたことをRBIに報告して裁判を起こす、撮った写真を渋沢アリスに高値で売りつける、といった行為を『面白くなりそうだから』という理由で平気で行う。また、女子を一目見ただけでスリーサイズの数字を見抜くという死ぬほど無駄な特技を持っている。


 しかし一方で仁科唯の恋心にいち早く気づいて彼女をサポートする、亮が記憶を失った状態で初めて学校に来た時は泣きながら彼との再会を喜ぶ、といった友達思いな一面もある。



・柏木奈々


 2年3組担任の教師。駅伝部の副顧問。担当科目は国語。クールビューティな若手教師であり、男女問わず生徒からの人気は高い。


 実は恋愛経験が一切無く、異性に『かわいい』と言われただけで顔を真っ赤にしてしまうというウブな一面がある。なお、亮にはそのことを見抜かれており、いつも彼にからかわれている。


 しかし、亮はそんな彼女をからかいつつも勉強以外の大事なことを教えてくれる人生の先輩として彼女のことを尊敬しており、奈々もそんな亮を時に優しく、時に厳しく教え導いている。



〜2年1組〜


・脇谷


 リア充撲滅委員会(通称RBI)の1人。なぜか亮の妹の友恵にベタ惚れしている。さらに最近は亮のことを『お兄様』と呼ぶ始末である。なお、友恵は裏でそんなことが起きていることなど全く知らない。


・西川


 脇谷と同じくRBIの1人。なぜか仁科唯を崇拝している。RBIメンバーの中で最も冷酷な人物であり、体育祭では自分たちを裏切って彼女を作った吉原に大恥をかかせて高笑いしていた。



〜2年2組〜


・相川瀬奈


 新聞部員の1人。低身長で赤髪短髪の美少女。容姿は優れているものの、特徴的な語尾や異常なほどの陶芸への情熱が災いして新聞部員と亮以外の友達が居ない。


 しかし本人は一切そのことを気にしておらず、同じオタク趣味を持つ友人が少し居ればそれでいいと思っている。感情の赴くままに行動してしまう性格であり、友達になってくれた嬉しさを抑えきれずに初対面の亮に抱きついたことがある。



〜2年4組〜


・吉原


 RBIのリーダー格。しかし2年生になるのと同時に別クラスになった西川と脇谷の目を盗んで大幅にイメチェンし、彼女を作ることに成功した。


 しかし、即座に彼女の存在がRBIにバレて体育祭では西川たちから悪意に満ちた報復を受けた。体育祭後は彼女と微妙な関係になっているらしい。もしかしたら今本作の中で1番可哀想な人物は彼かもしれない。



〜2年5組〜


◦リン・ユーチン


 新聞部員の1人。中国からの留学生。低身長でおかっぱ頭の美少女。思ったことをすぐに口に出してしまう性格が災いし、瀬奈と同様に新聞部員と亮以外の友達が居ない。


 しかし瀬奈と同様に友達をあまり多く欲さない性格であるため、自分の友達が少ないことを全く気にしていない。亮に対しては一切遠慮せずに本音を言っているが、それは彼女が亮に対して心を開いている証拠でもある。



〜2年6組〜


・市村咲

(身長)151cm

(体重)42kg

(スリーサイズ)B71 W58 H76


 本作のヒロインの1人。黒髪ショートカットの美少女。スリーサイズ暗所事件で1番の被害を受けた人物。咲曰く『別に胸の大きさは気にしていない』


 亮とは家が隣同士の幼馴染。小5の時に男子にからかわれていたところを亮に助けられて以来、5年間彼に好意を持ち続けている。


 中学時代は亮を振り向かせるためにネットで調べ物をした結果、ツンデレキャラになることを決意。しかしツンデレの意味を履き違えた彼女は亮に中学卒業までの間ずっと罵声を浴びせ続け、ただのヒステリー女になってしまった。

 

 高校に入ってからは友恵の協力の元、中学時代の失敗を繰り返さないために出来るだけ素直になろうと心がけている。なお、中学時代のキャラ付けの影響はまだ残っており、今でも亮に思ってもいないことを言ってしまうことがあるが、最近はもはやそのセリフすら好意バレバレのものになってきている。


 そして素直になりすぎた結果、体育祭の帰り道に亮が彼女の好意に気づき始めてしまった。どうやら彼女は中学時代も高校時代も普通のツンデレにはなれなかったようだ。



・岬京香

(身長)144cm

(体重)37kg

(スリーサイズ)B78 W55 H72


 本作のヒロインの1人。天明高校理事長の娘であり、成績学年1位の才女。極端に人目が苦手なため、目が隠れるほど前髪を長く伸ばして大きな伊達眼鏡を掛けている。そのため普段顔を見せることはほとんど無いが、前髪を上げた時の彼女は周囲の目を引きつけてしまうほどの美少女である。また、亮が一瞬小学生に見間違えてしまうほど身長が低い。


 亮に命を救ってもらって以降、彼女は彼を恩人として尊敬すべき人物として捉えていた。しかし、亮と関わっていくうちに次々と彼の優しい一面を知った彼女は自分が抱いていた感情は尊敬ではなく恋心であったことに気づいていった。


 京香にとって亮は初恋の相手というだけでなく、初めてマトモに話す男子である。そのため、男子と話す経験がほとんど無い彼女は時折頭が混乱して暴走しがちになる。(例:バレンタインの時に亮に頭を撫でるように要求する、体育祭の昼休みに強制的に『あーん』を実行する)


 以前まではさりげなく好意をアピールしていたが、亮とクラスが離れてからは積極的なアプローチをしようと目論んでいる様子。



〜1年1組〜


・田島友恵


 亮の妹。弓道部所属。恵まれた容姿、学年トップの学力、抜群の運動神経、誰とでも仲良くなれるほどの高いコミュニケーション能力、その全てを兼ね備えている完璧人間。妹が完璧過ぎるが故に兄の亮は周囲から本当に血が繋がっているのか疑われることが多い。


 兄の亮にはいつも冷たい言葉を放っているが、なんだかんだでバレンタインデーにチョコを渡す程度には兄のことを慕っている。


 兄の恋愛模様が気になっているようで、幼馴染の咲や中学時代に同じ弓道部だった京香の恋路のサポートをしたこともある。


 しかし当の本人はモテてはいるものの恋愛にあまり興味が無い様子。友恵のクラスメイトの話によると、彼女は『私の周りにはクソ兄貴よりマシな男さえ見当たらない。はぁ、本当につまらない男ばかりね』と言っていたとか。


 もしかしたら本作の真のツンデレ枠は彼女なのかもしれない。

 


〜3年2組〜


・渋沢アリス

(身長)171cm

(体重)57kg

(スリーサイズ)B83 W59 H81


 本作のヒロインの1人。新聞部の部長。父親が日本人、母親がイギリス人のハーフ。長身でスタイル抜群の金髪美少女であるが、性格のクセが強すぎるため、一部の男子にしかモテていない。


 亮が初対面の時に自分のことを『ハーフの美少女』として見るのではなく『渋沢アリスという1人の人間』として真剣に向き合ってくれたことに感銘を受け、それ以来亮のことを『ダーリン』と呼び、積極的過ぎるアプローチを続けている。


 おそらく本作で最も性格がぶっ飛んでいる人物であり、『バレンタインデーにワンホールケーキを送るために電化製品会社に特注ミニチュア冷蔵庫を作らせる』、『双六するためだけに玩具会社に特注フィギュアを作らせる』、など家の財力を自分のためにフル活用している。また、『会話を重ねるより体を重ねた方が気持ちが伝わる』というトンデモ恋愛観を持っており、亮の腕に躊躇なく胸を押し当てる。


 そんなぶっ飛んだ彼女であるが面倒見が良い部分もあり、リンと瀬奈を自分の妹のように可愛がっている。また、瀬奈とリンが新聞部に入ったのは入学当初に孤立していた2人をアリスが新聞部に誘ったのがきっかけである。


 


※登場人物紹介は以上です。

次回から本編再開です。


もし読者様が本作の中で気に入っているキャラがいましたらコメント欄などで教えていただけると嬉しいです。



 

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