第4話 薬草採り

「ちょっと待って、ちょっと待ってて。今からどこに行くんだ、フーシェさん」

フーシェの手を引く俺。

「どこって、ギルドに行ってクエストをするの。金がないの。金を稼ぎに行くのっ」

「俺はレベル1だぞ。それに武器を持てないんだぞ。フーシェさんだけで達成できるのか!それに俺の装備を買えないだろう。っていうか俺の金はどうしたんだ。ポケットを探してもないんだが」

捲し立てる俺に顔を背けるフーシェさん。

もしかして、勝手に使ったのか。

「それは...それは...」

小さい声になっていく。

はあぁぁ...勝手に使うなんて。

「それはそうとして、フーシェさん。近くに草原はないか」

「近くに草原?草原ならありますよあと少しのところに」

首を傾けて不思議そうに見つめる。

「そうか、なら今すぐ行くぞ。草原へ」



草原で草を採っていた。

普通の草ではなく、薬草をだ。採るもの全て薬草だ。

アニメを見ていて草原に薬草が生えてるか分からなかったが生えていた。少しは金が稼げるだろう。

10種類もの薬草が採れてかごがないと持てないぐらい採り、薬屋に買い取ってもらった。

質が良いものばかりがあったようで5万サリエになった。


何とか夕食を食べることができた。

家に帰る。

家の前に着くと驚いた。

豪邸だった。えっ、これが家なの。

フーシェが扉を開き、ただいまーと家に入っていく。

俺も家に入る。

明日には装備を整えよう。

寝すぎたようで体が痛い。

夜更かしをしよう。

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