第2話 悪意と果実
「あーお前見てるとなんかムカつくはキモくて。」
「わかるわかる笑 なんか合わないんだよな人として笑。」
クラスの奴らが今日も飽きずに俺を囲んであーだこーだと文句言いながら笑ってやがる。
そりゃそうだろ オレは人間じゃねーんだから、生理的にというよりお前らの生存本能がオレを避けようとしてるんだから・・・
オレはコイツら人間の記憶をいじりクラスメイトとして高校に通っている。
別に学校に興味があるからじゃなく一番人の悪意や妬みなどの負の感情が沢山吸収できるからってのが理由だ。
それにオレみたいな低級悪魔でも軽く心を撫でてやればすぐに人間関係が壊れるところなんか楽しくて仕方ない。
人間のガキは本当に可愛くて可笑しくて美味しい果実だ。
コイツらを襲って生きたまま心も身体も食べてやりたいなと思わなくもないのだがそれをすると上級のヤツらから絞められるは天使の奴らから追いかけ回される羽目になる。
低級悪魔のオレにはまだまだそんな場面は無理な話だ。
そんな事を殴られながら考えていると始業のベルがなり全員普通に授業の用意をはじめだした。
そんな時、教室中が白い光につつまれた。
低級悪魔が異世界召喚 @www2525
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