恐怖-Deep_psychology-
僕は見た、
__月__日の朝
金切り声のような悲鳴が聞こえてしまった。
僕は厄介事が嫌いなんだ。
だからこそ、こんな何もないような田舎の町に来たのに・・・。
聞いてしまった。無視できないじゃないか・・・。
あぁ、そこらからやじ馬が集まってきたし・・・、五月蠅い・・・。なんでいつもだと誰もいないような場所なのにこういうときだけ人が現れるのか・・・。うざい。
何があるかは気になったけど、何も聞かなかったことにした。だって関わるとろくなことないし・・・。
次の日の朝
何も無かったかのように静かになってるなぁ・・・。
実際何もなかったんだろなぁ・・・。
その日の夜
・・・、全然寝付けない・・・。
変だなぁ、いつもなら寝れるのになぁ。
こりゃ疲れてのか?
近くのコンビニに適当に何か買いに行くか。
まぁ、近くって言ってるけど15分ぐらい歩かないといけないけどな・・・。都会なら徒歩でも数分でコンビニ行けるんだけどなぁ。
取りあえず外を歩いてもいい格好に着替えた。
はぁ、まさか寝付けないとは・・・。
約10分後
僕の目の前には十字路がある。
その十字路の丁度真ん中ぐらいに少女がしゃがんで下を向いている。
・・・、面倒事にかかわってしまう予感が・・・、さっさと通り過ぎよう。と思った瞬間その少女が、その姿勢のまま聞いたことのある悲鳴を上げた。
その悲鳴は、あの昨日の金切り声であった。
その瞬間、電柱についてある電球がすべて割れて真っ暗になった。
嘘だろ?
無論、普通な僕はそう思う。
真っ暗になってきょろきょろと周りを見回していた。が、少女はどうしたのだろうとふと思ってしまい、少女の方を見てしまった。
少女の姿、姿勢はそのままだ。
そう、少女は。
僕は見た、
鋏?なんだあれ?真っ赤なのは分かる。暗闇の中でも異常なほど綺麗に見えている。何故?なんであんなものが宙に浮いている?何が起きてる?僕は何を見てる?何を考えてる?もうわからない?何が何で何のことか?あぇ?分からなくなってきた?いや、もともと分からないのか?何だあれ?いや、落ち着け、取りあえず、落ち着け。いや、普通無理、あれ見て落ち着くとか?どうなってるのか?えっ?何が…
ジャッ
少し赤さびが生えている鋏を使ったときのような音がした。
僕は真っ赤な鋏のような何かを見た。
自分に向かってる、自分に向かって進んできている。しかも、少しずつ刃が開いて言ってる。
確実にあいつの間合いに入ったら殺される・・・。
分かってしまった。
ここで僕は一目散で逃げれた。
なぜ、僕はここで逃げれてのだろう?
何故、気が付いたら家の玄関で寝ていたのだろう?
不思議な事ばかりだ。
でも、一つだけわかったことがあった。
夜は何があるか分からない。
因みに、お昼時に少女がいた場所に行ってみたら、何もなかった。
もう、意味が分からないけど、分かってはいけないことなのだと思った。
次は君のところかな?
赤いハサミは嬉しかる。
知ってくれたことを。
赤いハサミは知られた分だけ、動けると。
狂気に飲まれた赤いハサミは笑っている。
今度は、少年にするか?少女で行くか?
迷って楽しむ。
君は次、何を起こすんだい?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます