第138話【超・超・超衝撃】
137話を少し修正しました。
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「ふぅー、今日も疲れたネ。終わったケド、どうだったカ?ケント!」
「い、いや。もうすごいとしか。最終的に1万人て.....。やばすぎるだろ。」
え? 何か投げ銭とかもされてたよな。
リンリン.....。ほんとに高校生でいくら稼いでるの?やばすぎないか?
ガチャ
って、何か落ちた。ってリンリンのスマホか。
とりあえず元の場所に戻してっと。
「ふふ、ありがと。でもケントもやりたくなったカ?いつでも私のところは出演OKだヨ!」
「いや、さすがにこんな人気チャンネルに出演はちょっとな。すまないけど.....。」
でも、それにしてもよく見たらそのチャイナ服も、ものすごく高そう......。
やっぱりちょっとキワドイから早く着替えて欲しくはあるけれど。
でも本当に何だその綺麗な生地.....。
一体いくらする。
「ん?どうしたネ? ケント。そんなにまじまじと......」
「え? いや「も、もしかして、ケントこういうの好きだったのカ......?」
は!?
って、き、気が付けば、目の前には唐突にチャイナ服の、ふ、太ももが見えている部分を強調するように足をこっちに出してくるリンリン
「い、いや、は? な、何をしているんだ。見てねぇし、ちょ、」
「け、ケントなら別にいいよ.....。も、もっと見るカ....?」
い、いやいやいや、な、何をそんな赤くなった顔で。
いきなり何してんだ。まじでおいっ
「い、いや、ほんとに見てないから。止めろ。普通にしてくれ。普通に。」
本当に。ちょっとそれはあまりにも.....
ふ、太ももが......
「そ、そうカ.....。わかったネ......。」
本当に何でそんなに顔を真っ赤にしてまでそんなことを......。
マジでびっくりしたぞ。
耳まで真っ赤じゃないかよ。リンリン。
って、もしかして俺も....?
「とりあえず、うちで晩御飯食べていくカ?」
晩御飯?
って、そうだ。ずっとyoutubeの方に夢中になってたけど。
窓の外は完全に真っ暗。
時計の針がさす時間は......もう20時20分か。
しまった。遅すぎる。
帰らないと。
「いや、今日はも「そ、それともお風呂にするカ......?」
は!?
い、いや、え? お、お風呂?
「ケント、私は1人暮らしネ....。じ、時間はいつまでも大丈夫ヨ。」
「い、いや、え? ちょ、え?」
目の前には、そう言って、尚も真っ赤にした顔で視線をチラチラと俺の瞳へと恥ずかしそうに向けてくる彼女.......。
「だ、駄目カ? も、も、もし、ケントが良かったラ.....。全然泊まっていってもオッけーヨ........。もう遅いシ。」
「い、いや、それは、さすがに.....。」
やばい。これ一体どういう状況。
頭が整理できない。
リンリンの言葉やその表情は...一体
これ。いや....でも、え?
「な、ならご飯だけでもせめて食べて行くネ。私、毎日、練習してるネ.....。せっかくだから食べて欲しいヨ。ケントに。実はもう作り置きしてるネ......。」
え? 作り置き?
「じ、じゃあ、まぁご飯だけ。お言葉に甘えて.....。ありがとう.....」
「うん。待ってるネ....。取ってくる。」
そう言ってリンリンは一瞬でキッチンの方へ。
いや、でもついつい食べて行くっていっちゃったけど。
時間.....。
ほ、本当にご飯だけだよな。
っていうか、ご飯を食べたらすぐ帰る。
なんというか、さすがにそうしないと.....。
「........。」
____そしてこの時、まさか、本当にまさか、スマホが床に落ちた衝撃でライブ配信が再開され、今の光景がyoutubeに流れていたことをまだ二人は気付いていない........。
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いつもお読みいただきありがとうございます。もし興味があれば不定期ですがもう一人のリアルぼっちくんのお話もお読みいただければ嬉しいです。あくまで優先順位はこっちのぼっち君にはなってしまいますが、ぜひ。
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