私の叙事詩
高柳の神
第1話
自分の属するクラスに伍するのが嫌だった。クラスには厚かましい人が多いと感じた。だが、決して皆を歯牙にもかけていないわけでもない。中には尊敬する人もいた。ただ、人と接するのが苦手だった。私は性急なところがあり、顔は少しずつ老成となりゆくが、中身は稚拙。たまに寝食を忘れて、絵を描くことがある。学校では皆が群像を見せている中で、自分だけは、無味乾燥な顔を浮かべている。インタンジブルな気持ちに嫌気が差し、私は、住み続けた街から出る。
私の叙事詩 高柳の神 @warudody
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。私の叙事詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます