歪みつつもまっすぐすぎる愛のお話でした。一話完結ながら幾重にも叙述の罠にもかかる、朱風さんのお見事な手腕に一気に引き込まれてしまいます。小春ちゃんの笑顔が意味深に感じるなら、もしかしたら、あなたの手首にも──?なんて。