ある日常の風景

姫亜樹(きあき)

ある日常の風景

道路に

何かの動物が轢かれた跡が

残っている

その上を

車がびゅんびゅん

通り過ぎていく

その脇を

女子高生たちがケラケラと

笑いながら通っていく

誰も立ち止まって

手を合わせる者はいない


ただ

美しい夕日が神々しく照らし

夜に還っていく

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ある日常の風景 姫亜樹(きあき) @Bungo-2432Da

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る