第9話 始まりの朝
あの魔王軍幹部会議を行った日から3日たった。
あの後、俺たちは魔王襲来により、メンタルをガリガリに削られながらもなんとかこの無茶ぶりに応えるために様々なことを話し合った。
そして、とりあえずあの日出た意見をスゴロクマップのイベントとして設置することが決定した。
俺はそこまで反芻したあと、自宅のベッドから体を起こす。
眠たい頭を無理やり覚醒させて、今日のスケジュールを確認する。
「さて、とりあえずスゴロクを作るにしても会議で上がったイベントを実現可能にしないことには始まらないよな」
そこで俺はベッド横の机に置いた主要なイベント候補のメモを手に取る。
そこには各イベント名とチビロリクソ魔王が去った後に決めたイベントの担当割が書いてある。
ちなみに俺はこの魔王城ダンジョンスゴロク化計画というクソ案件の責任者ってことで全体に顔を出すこととなっている。
なお担当割り振りは以下のとおりだ。
・魔界で美味しい食事を振るまおう:リル&トウマ
・風〇店の出店(魔王城ハーレム!!byトウマの心の声):フラム&トウマ
・魔界一美味いBAR:宿儺&トウマ
・なんだかんだ言ってそこそこ強い魔物と腕試ししたい人間もいるはず:トウマ(本当は宿儺も入っていたがBARに専念したいとのことでトウマソロ)
・魔界でしか手に入らないレアアイテムを欲しがる人間もいるんじゃない:トウマ&フラム(トウマにアイテムを入手できるアテがあるためトウマメイン)
・魔物の生体に興味ある人いないかなぁ:リル&サモン&トウマ
・可愛い魔族たちとのLIVE&写真撮影(チェキ)会:フラム&リル&トウマ
・魔物牧場!!:リル&トウマ&(フラム)
他にも色々スゴロクマップに登場させるイベントはあるが、とりあえず割愛する。
なおBAR開店に向けて並々ならぬ熱意を燃やしている宿儺とワープづくりが忙しいサモンはイベント部門においては役割は少なめにしている。
「さて、どのイベントから手を付けるかだが、とりあえずこれから行くか」
そう言って俺は一人でこなすことが出来る
・なんだかんだ言ってそこそこ強い魔物と腕試ししたい人間もいるはず
に赤丸をつけた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます