第5話 序章05 アレクシアは5歳です 転生しました



良くもこの私を消し去ろうとはあああああああああああ!!



うううううう痛痛痛い頭が何だ…



折角転生をををををを



頭の中に何か流がれ込んでくる…これ以上話やめてぇぇぇえええ!!!!!







「えっ、ここは」



朝見た知らない見慣れない天井だったね、何だっけ?



「アレクシアお嬢様お気付かれたのですね、どうしたものかと思いました」

「あれジェイダじゃなくてルーシーなの?」


今日一日はジェイダの担当のはずと朝言っていたけれど、どうしたのだろうか?


「それがお嬢様が倒れられた後、ジェイダも気分が優れないと早退しまして急遽私が呼ばれました」

「あらそうなの、ルーシーも大変ね」


そうして、倒れた前後を思い出そうとしても思い出せないし、何で泣いていたんだろう?

先程の夢も良く分からないけど、まあ今はいいかしら?

何か私が変?俺ではなくて私は鈴木正樹だけれど、私は…誰?アレクシアだけど…


「アレクシアお嬢様まだ御気分がお悪い様ですのでもう少し横になっておられた方がよろしいかと」

「そうね、ルーシーそうさせてもらいますね」


そして横になると考えてみる、鈴木正樹以外の知らない女性の記憶が混ざっている、何だか気持ち悪い。

何かの魔術を行った結果みたいだね…

魔術?何だっけ?小説の話でしょ…?

そうあれこれ考えていると又意識が落ち込んでいった…



::::::****;;++++なにやら近くで会話が交わされているみたい。

ベットから半身を起こしてみる。


「あ、御爺様お見えになられたのですか」

「おお目が覚めたか、まだ頭が完調ではないようだなゆっくりとするがいい」

「はいそうします」

「所でアレクシアよ庭園で何があったのか覚えているか?」

「いえ全然記憶がありません」

「これは何のために持ってるんだ?」


バートンに渡されたクガの実だ、少し手を加えれば軽い覚醒作用があるヤバイ実だ

何で欲しがったんだ?こんな物騒な物というか何で知ってるんだ?。


「覚えがないです」

「そうか、まあいい知る人ぞ知る話だからなお前にはまだわからぬな」

「御爺様教えていただけないでしょうか?」

「即効性の下剤だ、余り知られてはいないがな」

うーん、良くは分からないがここでは下剤だけど私が手を加えると覚醒効果薬か、

黙っていた方が良さそうだ。


「まあいい、取り敢えずわしが持っていこう」

「お願いします御爺様」


そして御爺様の隣に座っているアルバータお姉様が心配そうにしている。


「心配したわよ、無茶な事をしてはダメよアレクシア」

「ええ、ありがとうアルバータお姉様気を付けます」

「よろしい」


そう呟くと私の頬を優しく撫でてながらも顔を真っ赤に染めているのが何だか不思議。

何となくだけれどお姉さん振りたかったのかもね可愛い♡


「うむ、後は外に出たらメイド達から離れんようにな、いいなアレクシアよ。

それとジェイダは厳しく躾けて置いたから安心するように」

「はい?解かりました御爺様」


そう告げると御爺様達は部屋から去っていった。

厳しく躾けとは良く分からないですが、もう少し優しく接してくれるようになるのなら歓迎したいです。

それとアルバートお姉様も見舞ってくれるのは嬉しいですね、クール系少女な姉もイイ。

後はあの覚醒効果薬はもう少し大きくなってから作ってみよう、今だとやばい気がするから。


「所でルーシーお父様達は様子を見に来たのですか?」

「いえ、何やらお疲れになられただけだからと伝えていないそうですよ」

「成程、所でお父様達って顔を見せに来ることってあるのですか?」

「い、いえ、それは、、、、」

「無いのですね?」

「はいそうです」



言い辛そうにルーシーが答えてくれた。

転生前の私の成程悪行が重なって放置状態なのね、ネグレストされても仕方がないか。

まあ道理でこの部屋も離れた所にあるわけだし。

そうこうしている内に昨日と同じようにルーシーの裸をお風呂で拝むと、夕食という流れとなった。

そしてそのまま就眠時間となったが、謎の記憶や前世の本を基にお約束である

魔力開発を試してみることにした、いやその前に。


手を上にかざして小声で、



「ステータス・オープン!!」



しーーーん



何も起きなかった・・・どうやら何も起きないという事が分か残念。

そこで怪しい記憶や前世の気功や禅とかを頼りに魔力開発が出来るか

挑戦する事にした。


「よっこいしょ」


ベットの上で座禅をして、呼吸と共に体内にエネルギーを循環させる、又丹田に体内エネルギ―を集めるだっただろうか。

始めてみたらすぐに身体が火照ってきた。

前世で似たような事をしたことがあるがこんな反応はしなかった!

凄いですこの体!!

そこで調子に乗って同じことを繰り返した所、1時間余りしたら目が回ってばたりと倒れ込んでしまっていた…



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る