第5話 番外編 日々の食事の文句の訳が判明
めでたく妊娠、出産。
私は既に実家がない為、里帰り出産が出来ません。
それを知ってるお義母さんが嫁の産褥期(出産後から大体1ヶ月ほど。人により差がある。この時期に水仕事又は家事炊事をすると早死すると云われる。)が心配だからと1ヶ月泊まりに来て頂けることに。
ありがたいなぁと思っていたのですが、びっくりすることが……。
それは夕飯でした。
1日目 千切りキャベツ、焼き鮭、目玉焼き
2日目 ポテトサラダ、ソーセージ
3日目 竹輪の煮物、鯖塩焼き
……朝ごはんかな?というメニューの夕飯。
最初は、あれ?もしかしていびられてる?とか悪い方に考えましたが、それならば私だけなはず。お義母さんも旦那も同じものを食べてるし……。
ご飯を食べながら?をいっぱい頭の上に飛ばしていると、
『嫁ちゃんどうしたの?もしかして口に合わなかった?……!ごめんなさい!そうよね産褥期だし、嫁ちゃん母乳だもんねこんなに食事じゃダメよね!ごめんね、気がきかなくて!!あぁーどうしよう!ついいつも通りのご飯作っちゃった!あんたも言いなさいよ!お父さんはこういうのちゃんと気が使える男だったわよ!』
『え?なんかダメなの?普段通りじゃん?』
『だからそれがだめなの!普段通りじゃ!産褥期は体にいい滋養のあるもの取るもんなの!それに嫁ちゃん母乳に栄養全部持ってかれるんだからね!』
『へー。じゃあ今からなんか買いに行く?』
目の前で繰り広げられる会話を聞きながら、(´△`アァ-前に旦那が食事が凄いと怒ってた理由これか)と1人で納得したのでした。
ちなみに、この後素直にあまりに朝ごはんメニューだったのでいびられてるのかと思いました笑って言ったところ、
『ごめんねぇ、私食事制限あっていつもこんな食事なもんだからつい。普通のご飯がよかったよね。』
『!!これ普通のごはんじゃないの?!』
『当たり前でしょ?こんな病院食(正確には食事療法のメニュー)が普通なわけないでしょ?』
『病院食なの?!』
『あんた頭大丈夫?(凄く真面目な顔で)』
と心から心配された残念な旦那でした笑
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