なんでもメモ20170114

グラブルのメインクエストが四章構成なのって、もしかして起承転結だったりするのかなー。



(○○と××と、上野のサイゼで)

○○に恋と愛の定義を訊いたら、魚と島だと誤魔化すし、しゃーないので××に振ったら、恋は一方的で愛は相互的、と。私も、訊かれたら、と思って答えは用意していたのだけれど、訊かれなかったし言わなかった。そもそも、いくら××といえど、○○以外の人間の前で言うべきことでもないし。

恋は理屈でなくなること。

愛は理屈が破壊されること。

……だとね、思うんですよね、私は。

難しいかもしんないし。○○以外には、ベタで言う気はないけれど。

物語のかたちだったら、入れ込むこともあるかもしれない。



まあ、そいで、○○と××と新年会というかなんかよくわからん長い時間のサンマルクとサイゼだったわけですが。

××は仕事のことで病んでたし、○○は風邪ぎみだったうえ帰り道判明したところによるとどうも眠かったらしく、私もすごく絶好調ってわけじゃなかったし、投げた言葉がしぼんでいくことも続いて、××が自分のお姉さんやら親戚やらの話ばっかして、○○も若干疲労ぎみって感じだったのに、それに私の話はあまり聴かないしまあそういうあまりよくない癖が××にあることは知ってるし、元気のないときそうなることも知っているのだけれど、さすがに私もだいぶ苛々してきて、「ひとりっ子は愚痴すら言えない」とかいうずるい超理論で無理やり黙らせてしまったわけですが。

ほんと、困った。○○も××も、私とふたりだとよく喋るのに、つきあわせるとこんなんなって。

○○が七時には帰りたいっていうんで、まあ私も文句も言わず。ぶっちゃけわりと私も帰りたくて。

けれどもね。××が神保町のほうに歩いていくっていうんで、○○とふたりで上野駅行って常磐線に乗って。

わりとふつうに喋って。そして、日暮里あたりで○○が眠そうな感じになった。

じっさい、すこし寝ていたと思う。私も、ねりーな?みたいに言ったしね。三河島で、「じわじわじゃなくってぐわっときた」って言ってたし。

そこから北千住まではうとうとしてて。

……ふしぎだったんだよなあ。

とくに嬉しいことを言われたわけではない。きょうはね。あ、私の言語の翻訳が時間外労働ってことで、私が○○に実力行使で時間外労働を強いているってなアナロジーは嬉しかったけれども、でもきょうべつに○○は、そういう、そういうことを言う日ではなかった。むしろ私も、疲れた日だった。

けれどもね。

べつに、こっちにもたれかかるとか、そーんなベタベタな展開だったわけでもなくて。肩はふれあっていたけれど、べつに寄せていたわけでもないし。

ただ、肩がふれていて。隣で、○○がうとうとしてて。流れていく夜の景色を見ながら、南千住のショッピングモールの明かりもよく見て。

……好きだなあ、って。

ただ隣でこのひとが私におかまいなしにうとうとしてるってだけで、どうしてこんなに、好きなんだろうって。

すごく、ふしぎだった。

やはり、愛は理屈が破壊されることだ。……間違いない。

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