第3話 言葉について
実は僕、昔 Twitter の中で集団リンチを受けたことがあるんですよ。まあそんなことをされたとしても当然、ツイッター社は全然動いてくれない。まさに Twitter は無法地帯ですね。しかも言葉による無法地帯なのだから、これはこれで非常に厄介ですよ。暴力にも色々種類がありますよね。まあ現代人はおそらく、言葉の暴力というものがよくわからないのでしょう。だから文書に対する批評にしても同じように、当然のように辛辣な言葉を並べ立てる。実に虚しいことだと思いませんか。おそらく本物の作家であれば、そんな批判はしないでしょう。一方的に暴言を吐きまくって人の文章を批判するなんてことは絶対にしないでしょうね。
言葉ってものは実に恐ろしいものだと思いませんか?体には傷をつけないけれども心に傷をつけることができる、という点で非常に有効な武器です。一体どうして人間はこのような武器を開発してしまったのでしょうね。最近インターネットの中でよくわからない言葉が流行っていますが、言語学者たちはどうやら、本来であれば汚れていると思えるような言葉もあまり、言葉の歴史を危殆へと陥れるようなものではないと思っているようです。いや十分腐敗していると思いますがね。かっこいいという言葉が今社会の中で根強く残っているように、インターネットで流行している言葉もきっと、これからの未来の社会の中では常套句になっていくのでしょうね。本当に信じられません。
この文章をあなたが読んでくださっているのであれば、言葉に対する感受性だけは研ぎ澄ましていただきたいと思っています。言葉には美しさがあって、我々はそれを表現するべきです。僕はそんなにうまく表現できませんが、あなたであればきっとうまく表現できるはずです。
SNS の中の言葉は非常に残虐なもののように思えますが、今までの話を振り返ってみると、これは正常なことなのです。ヤバイ、草、尊い...僕はこのような言葉をなかなか使うことはできませんが、10年後であればきっとみんな、使っていることでしょう。でも正直言ってあなたには使ってほしくないですね。僕の感性はこれらの言葉を拒否しています。そこにも何かしらの理由を求めなければならないのでしょうが、よくわからないものです。
言葉って本当に乱れてしまったんでしょうかね?
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