第2話 論評

文章の批評をしよう、と思ってもそれが絶対的なものにはならないわけです。あくまで感想であって、文章を客観的に読むのは非常に不可能なことです。ああ、今「非常に不可能」と書きましたが、これも批評されるんですかね。でも正直言って、批評なんて気にしないほうがいいのではないでしょうか。点数ではないのですから。

それにしても、書くのは疲れますね...そんなこと言っていたら、誰も僕のエッセイ読んでくれなくなっちゃうのに...本当にそれでいいの僕?誰にも読まれなかったら困るんじゃないの?

ところで、皆さんはどうして書くのでしょうか。誰かから評価を得たいがために書くのでしょうか。それは確かにいい動機だと思います。でもそれでは物足りないですよね。評価を得るために文章を書くって何となくおかしいと思うんです。実際のところ昔の僕はまさにそういう性格で、他人に文章を読まれなければ文章を書いても全く意味がないと思っていた時期がありました。でもそれは違っていたんですよね。やっぱり、自分自身で書きたいときに書く、というのが一番良いのではないでしょうか。ひょっとしたらそれこそが誰もが理想とすることなのかもしれません。

なんだか書いているうちに楽しくなってきました。やっぱり、書いている時に楽しむということが一番なのでしょう。僕は人一倍劣等感を抱えて生きてきましたから、どうしても誰かから評価を得たいと思ってしまうのです。でもそんな思いを払拭してくれるのが書くということでした。この文書はひょっとしたら誰も読んでくれないのかもしれないけれども、それでもなんとなく書いてみようかと思いました。もう多分誰も読んで下さないでしょうね、たぶん。あなたが読んでくださっているということは僕にとってとても嬉しいことです。本当にありがとうございます。

まあとりあえず、これぐらいかければ上出来ではないでしょうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る