第8話 折れたラケット
部活に行かなくなってからもう2週間が過ぎてしまった。
5月も中旬に差し掛かり、そろそろ中間テストの時期だったりする。
中学校に入って初めて中学校の範囲のテストをするのは初めてなので、すごく緊張する。
放課後、いつも通り私は紡金ちゃんの家に向かったけど、今日の目的は練習じゃない。
今日の目的は……勉強会だ。
漫画でよく見るあの勉強会。小説でよく読むあの勉強会。友人関係に恵まれたものだけが行うことのできる伝説の勉強会……!
いけない、興奮し過ぎてしまった。
でも許してほしい。だってこんな充実した学校生活が遅れるなんて、私も思っていなかったんだから。
ドキドキを抑えられないまま、紡金ちゃんの家に着いた。
考え事をしてても到着できるくらいには、もう彼女の家には通っている。
部屋の片付けがあるから先に帰ると言ってたけど、もう終わったかな。
早くき過ぎちゃったかな。
そんなことを考えながら、紡金ちゃんの家のチャイムを鳴らした。
ピンポーンと、馴染み深い呼び鈴が鳴る。
しばらくして、中からドタバタと音がして、紡金ちゃんが家の扉を開けた。
「いらっしゃい、緋色ちゃん。ささ、上がって」
「うん。お邪魔します」
お正月に親戚の家を訪ねるときにしか言った記憶のない台詞を口にして、私は玄関へと上がった。
紡金ちゃんの家は、何というか木の匂いがする家だった。
玄関には熊の置物があったり、なんて書いてあるのかよく分からない習字の字が額縁に飾られていて、私の家とは大違いだった。何というか、おばあちゃんの家みたい。
紡金ちゃんは階段に足をかけると手招きをする。
どうやら部屋は二階にあるみたいだ。
茶色い階段を登って、彼女の部屋に入る。
紡金ちゃんの部屋は、なんとも殺風景だった。
机とベッドとテーブルと座布団があって、机の上に多分大会で取ったであろうトロフィーが飾ってある。それと、部活禁止期間で使ってない卓球バッグは机の横に引っ掛けられていた。でもそれだけだ。
部屋の全体のカラーが茶色で、女の子らしさのかけらもない彼女の部屋に私は少しびっくりしながら、私はうまく感想を言おうと頑張って言葉を探した。
「えっと……紡金ちゃんの部屋すごく綺麗だね? 私の部屋はもっと散らかってるから尊敬しちゃう……かも?」
「えー、そうかな。みんなの部屋もこんなもんだと思ってた」
紡金ちゃんはそういうと、テーブルの周りを囲む座布団に正座した。私も座った。
きっと、部屋の片付けをし過ぎたんだろう。本当はもう少し趣味のものとか置いてるのかも知れない。人にバレたくない趣味はある。私だってそうじゃないか。
そう思うと、なんとも楽しい気持ちになって思わず頬が緩んだ。紡金ちゃんの趣味かぁ……どんなのだろう。
「何か飲みたいものとかある? 勉強のお供でさ」
「あっ……それなら私は、お茶が欲しいな。温かいお茶」
「了解お茶ね。ちょっと作ってくるから、先に勉強しておいてー」
そう言って紡金ちゃんは部屋を出てしまう。
そうだった。私は勉強しにきたのだった。別に紡金ちゃんの趣味を知りにきたわけじゃない。
課題は早めに終わらせるタイプなので、テスト前1週間だというのに、既にワークは全て解き終わっている。だから、今日はワークで間違ったところの復習をしようと思ってる。
それと、勉強はそんなに苦手じゃないので、今日は紡金ちゃんに分からないところを教えてあげよう。ずっと憧れていたんだ。こうやって友達と勉強会して、友達に勉強を教えるってイベントに!この日のために勉強をしてきたと言っても過言ではない。
「お茶持ってきたよー。いくつも作るの面倒だし、私もお茶にした」
「あ、ありがとう」
紡金ちゃんが座る。
よし、ここで切り出すんだ。勉強で分からないところない?って。そうすれば夢にまでみた、楽しい勉強会の始まりだ。
「あの、紡金ちゃ……」
「そうだ、緋色ちゃん。テスト範囲で分からないところとかない? 私教えるよ」
「えっ……えっ……」
しまった!そっちのタイプか!紡金ちゃん勉強できるタイプか!
紡金ちゃんは友達多そうだし、きっと小学生のころもこのイベントを乗り越えている。そして、紡金ちゃんは勉強会で一番不幸を被るであろう勉強を教える立場の人間だったのだ。
初手から予定が狂ったが、まだ私には道が残されている。
完璧な人間なんているわけがない。
私は国語、社会が得意な、いわゆる文系だ。
紡金ちゃんがもしかしたら算数……今は数学なんだった。数学と理科が得意な理系の可能性だってある。
苦手な教科を教え合うというのも漫画でよく見る勉強会イベントの一つの形なのだ。それにかけるしかない。
「つ、紡金ちゃん勉強できるんだね。私、理系科目があんまり得意じゃなくて……でも点数はそこまで悪いわけじゃないんだよ? その……とにかく理系科目はちょっと心配だから教えて欲しいな。文系科目は得意だから、その……私に頼ってくれてもいいよ?」
「紡金ちゃん文系科目が得意なんだ、意外。私は理系科目大丈夫だから、教えてあげるね。文系科目は……そうだなぁ。国語がちょっと心配かも知れないなぁ。国語って、文章問題の読み取りって大体正解してるけど、確信があんまり持てないんだよね」
おや?
「大体正解……? 紡金ちゃん国語も大丈夫なの?」
「うん。別に苦手教科じゃないよ。4月の入学直後のテストも90点だったし」
おや、おや?
「ええっと、4月のテストの合計点っていくつだった?」
「合計点は383点だったかなー。国語90点、数学100点、理科98点、社会95点。緋色ちゃんは?」
おや、おや、おや????
「えっと、国語が95点、数学76点、理科80点、社会87点だから……」
「338点だね」
「う、うんそのくらい……」
まずい。紡金ちゃんの学力が私の予想を遥かに上回っていた。
点数を聞くに、中学受験をしても近くのお受験中学がどこでも受かるレベルだ。
「国語は緋色ちゃんの方が得意みたいだから、後で教えてね。数学とか教えてあげるよ。ワークで残ってる問題とかある?」
「ワークは全部時終わっちゃった」
「そうなんだ。だったら、教科書とか他に参考書があるからそれで勉強しようか」
そう言って紡金ちゃんは学校で使ってない参考書を取り出した。
机に並べられてる参考書をチラッと見ると、何やら「2年」って文字が見えた。
…………これはあれだ。紡金ちゃんは先取り勉強しててもう1年の内容全部把握してるタイプの子だ。
がっかりしながらも、その日は紡金ちゃんと勉強ができて個人的には充実した時間を過ごすのであった。
***
1週間後。
ついに、中学校初めてのテストが終わった。
一日中テストをするのは大変だったけど、すごく達成感だ。
「終わったー」だの「俺はめっちゃいけたわ」とかテストの感想を口々にクラスメイトたちが呟いている。
雑然とした教室のなかで、最後の数学のテストを監督していた先生が声を大きくしていう。
「お前ら、次体育だからさっさと着替えろよー。それじゃ、テストお疲れ様」
先生が教室を出たところで思い出した。今日の6時間目は体育だ。
どうしてこんな日に、と一瞬思ったがクラスの反応は真逆のようで、一日中座りっぱなしでたまったストレスが解消できると大騒ぎだった。
体育じゃなくて、普通に座っての授業のところもあるので、うちのクラスはラッキーなクラスなのかも知れない。
小学校の頃から、体育の授業はあまり好きじゃなかった。
そもそも運動神経がよくないというのもあるし、二人組を作るとき絶対私は余っていたから、虚しい気持ちにしかならないからだ。
でも、中学からは体育の時間は楽しくなっていた。
相変わらず、運動はできないけど、2人組の悲劇だけは回避したからだ。
体操服を持って、女子更衣室に向かうと、紡金ちゃんはこっちに気づいて手を振ってきた。
「緋色ちゃん、テストお疲れー。出来はどう?」
「うん。紡金ちゃんが教えてくれたから……苦手な数学も大丈夫だったかも。ありがとう」
「いえいえ、こっちも緋色ちゃんに教えてもらったから、国語調子が良かったよ。なんだっけ。『物語文は下手に考えないで起きてることを読み取る』だっけ? 確かに私情を挟まない方が正解の確信が持てたよ」
「ど、どういたしまして」
紡金ちゃんの眩しい笑顔に釣られて私の知らない女の子たちが彼女に近づいてくる。たぶん、同じクラスの友達だろう。卓球部じゃない友達がいるなんて、紡金ちゃんすごい。
その後、紡金ちゃんの友達から自己紹介とかされたけど、緊張していた私は戯けるだけどうまく言葉を返すことができなかった。
変な子と思われてしまったと肩を落とすと、紡金ちゃんが慰めてくれるのだった。
*
今日の体育の授業はサッカーだった。
というかここ2、3回ずっとサッカーだった。
サッカーは「走る」「蹴る」と私の能力の及ばない事ばっかりでどうにもこうにもならない。
他の女子生徒があまりやる気がないこともあって、ゆるーい雰囲気で行われているので、私もあまり動かず運動神経の悪さをそこまで露呈していないのではないかと思っている。あくまで自分ではだけど。
チームはクラスごとに組まれることになってて、紡金ちゃんとは別のチームになれなかったので、私は遠くから彼女の応援を、心の中でしていた。
「常盤さんナイスシュート! 今の男子でも取れないよ」
「さすが経験者は違うねぇー!」
「あはは。経験者って言っても3ヶ月くらいだよ?」
紡金ちゃんがゴールを決めると、彼女の小学生時代を知らない私と同じ小学校の生徒が詰め寄る。
そうだ、紡金ちゃんはサッカーもめちゃくちゃに上手かった。
それは、サッカーの授業になって1時間目の授業で発覚した。
最初に、ボールに慣れるようにとリフティングの練習になったとき、紡金ちゃんは手も使わずにボールを持ち上げ、あれよあれよとボールを操ってみせた。ただリフティングするのでは飽き足らず、ボールを蹴った足をくるっと回す技(アラウンドザ・ワールドというらしい)を楽々こなすなどし始めて、最終的には体育の先生から「女子サッカー部がなくてごめんな。一応校長先生に部活の立ち上げ聞いてみるか?」と謝られるという謎の事態に発展したのは記憶に新しい。紡金ちゃんはもちろん断った。
兎にも角にも、紡金ちゃんは運動神経が滅茶苦茶にずば抜けたスーパープレイヤーだったのだ。私を卓球部に誘ったとき、彼女は運動神経がなくても大丈夫だと言ってくれて、実際運動神経が悪くても私は卓球ができてるから、それは真実なんだろうけど、それがかえって彼女の才能を殺してしまってるのではないかと勿体なく思った。
汗を拭いながら、紡金ちゃんが帰ってきた。
「お疲れ様、紡金ちゃん。今日もすごかったね」
「ありがとう。まあ、経験者だからね。これくらいはやってのけるよ」
「勿体無い気とか……ないの?こんなに上手だったらクラブチームとかでもやっていけたと思うのに」
「あはは。あんまりサッカーが好きじゃなかったんだよ。ボールを蹴ったり追いかけたりするのは楽しいけどね。競技内容があんまりね」
「それって……」
「緋色ちゃんがサッカーが嫌な理由と一緒だよ。それと緋色ちゃんが卓球をやってる理由とも」
緋色ちゃんはそう言うと、走り出す。さっきまで試合に出ていたというのに、男子に呼ばれてそっちでプレイするらしい。先生もそれを認めていた。
「内原さんー試合ー!」
さて私も行かなければ。痴態を晒さないように今日も頑張ろう。
*
体育の授業が終わり今日の学校の全日程が終了した。
終了したかに思われた。
急遽、帰りの会の中で生徒指導が入った。
「えー、隣のクラスで私物の破損があった。心当たりのあるものはいるか?」
先生の言葉に、教室が騒つく。
それはそうだ。中学校が始まっておよそ2ヶ月。
これまで安寧の時を送ってきた私たちに降りかかった事件。それは私たちの心を揺さぶるのに十分だ。
「この場で出るのは難しいだろう。もし、犯人がこの中にいるなら、放課後職員室まで来るように。ここからは、注意喚起だ。事件は隣のクラス、Dクラスで起きた」
Dクラス?紡金ちゃんのいるクラスだ。
「うちのクラスは、さっき一緒に体育をやっていたから分かるだろうが、その時間に物が壊された。原因は男子が着替えた後、教室を閉めなかったことだ。幸い、うちのクラスは戸締りをしていたから何もなかったが、今後またこのような事件が起きないとも限らない。十分注意するように」
その話を聞いて。男子のクラス委員長が「俺はしっかりしてるから」と良い顔を見せた後「調子に乗るな。でも、ありがとうな」と先生に下げられた後、上げられた。
緊張の糸がとけ、質問が許される雰囲気になったところで、女子のクラス委員長が質問をした。
「壊されたのは一体なんだったんですか?」
「卓球のラケットだそうだ。結構高価なものらし……」
私は立ち上がる。椅子が倒れ、ガシャンと音を立てた。
クラスの注目が私に注がれる。そして、私は走り出した。
「(…………紡金ちゃん!)」
教室の扉を開けて、私はDクラスまで走る。
扉で中を完全に確認できるわけじゃないが、ガラス越しに教室の様子は伺える。
教壇の横には、紡金ちゃんが立っていた。
教室の外から、彼女と目が合う。
最初、苦笑いしていた彼女は、私が外にいることを知ると、一瞬悲しそうな表情を浮かべた。
ふざけるな……ふざけるなよ…………!
気づけば私の足は動いていた。
紡金ちゃんは悪くない。悪くないんだ。
それなのに彼女から練習を奪い、挙げ句の果てには道具まで奪う。
私の……はじめての友達なんだ。
その友達を……悲しませないで!
そのまま走って、第二体育館……卓球部の練習場に向かった。
帰りの会が先に終わった2年生と3年生が練習を始めていた。
体操服も着ないで卓球場に入った私は異質な存在で、女子部員から、男子部員から見られていた。
卓球台の一番奥にいる校則違反の集団が汚く笑っていた。
彼女たちは私に気づいたようだが、何食わぬ顔を浮かべていた。
「……紡金ちゃんのラケットを折ったのは、先輩達ですか?」
「は? 何それ? 知らねーし。証拠とかあんの?」
藤代がそう返す。
隣にいた藤代の囲いAと囲いBが嘲笑していた。
隠す気がないのがムカついた。
話をしたところで無駄だ。彼女たちはそういう価値観で生きていない。
いつものように、卓球場の一つの台を占拠する彼女たちを私は睨んだ。
「頑張るのも頑張らないのも人それぞれだと……思います」
私は、ゆっくりと話し出す。噛まないように、慎重に言葉を紡いだ。
「どっちが良いとか悪いとか、偉いとか偉くないとか、私には分かりません。でも……でも……だけど!」
言っても伝わらないだろうけど、言わずにはいられない。
ここで言わないと、私は……友達失格だ!
「頑張ろうとしている人の足を引っ張るのだけは……絶対にしないで……!」
ここ数年かで、一番大きな声を出したという自覚がある。
私は叫んだ後、少し咳き込んだ。
普段喋らない私が言ったこともあり、卓球場は静まり返っていた。
少しの静寂の後、藤代が明かに不満げな顔で怒鳴る。
「ウゼーなぁ! 誰に口聞いてんだ! 根暗女はしゃしゃり出るんじゃねぇぞ!」
藤代はドカドカと足音を立ててこちらに向かってきた。
そして右手を振り上げた。
「(殴られる……!)」
私は目を閉じて口を閉じた。
そして、歯を食いしばることおよそ3秒。
いっこうに殴られる気配がない。
恐る恐る目を開けてみると、藤代の右手は誰かに握られていた。
「張替先輩……!?」
「やあ、内原さん。それより、藤代。お前ラケット折ったって本当か?」
「は、はぁ? やってねーよ!」
「嘘はいいから」
「離せよ、大翔っ! もしやったとして、証拠はあんのかよ? 証拠は!」
「いや、俺さっき話を聞いたばかりだから何も知らない。でもやったんだったら、ちゃんと謝った方がいいぞ」
藤代が張替先輩の腕を振り払うと、一歩引いた。
流石男の子だ。腕力が違う。カッコいい……。
「大体お前関係ねーだろ! 口挟んでくんな」
「いや、まあ。確かに関係ないけどさ、俺嫌なんだよ。そういう真っ直ぐじゃないのは」
「…………なんだよそれ。この熱血馬鹿が」
「褒め言葉だと受け取っておくよ。それより、内原さん。君は見かけに寄らず熱血なところがあるんだね。俺は熱いのは大好きだ!」
「だ、だ、だ、だ、大好きって……!?」
「…………てめぇ……そういうことかよ」
私が先輩の言葉に心を乱されると、藤代はとたんに不機嫌そうな表情になった。
まって、もしかして藤代も張替先輩のことを……
そうか藤代は紡金ちゃんに負けたから恨みを持っていたというのもあるけど、もう一つ恨みがあったのか。紡金ちゃんは……張替先輩のお気に入りだ。
「大翔、お前熱いのは好きだって言ったよな?」
「ああ。一度きりの中学校生活だ。冷めきるより、熱い方が断然良いだろう」
「お前好みの熱い展開にしてやるから、ここであった話は教師に内緒にしとけ」
「一応内容を聞いても良いか?」
藤代はニヤリと笑う。勝ちを確信したその笑みはとても不気味に映った。
私を指差して続けた。
「市大会でこいつと戦う。それでこいつが勝ったら謝ってやるよ」
「それって……ほとんど無理……」
張替先輩をみると、すごく乗り気だった。
もう逃げられなさそう。
「いいじゃないか! それなら俺からは何も言わない。内原さん、市内大会まで練習頑張ろう!」
張替先輩に爽やか笑顔で肩を叩かれる。
そんなことされたら……逃げられない。
先輩に触ってもらってる……嬉しい……嬉しいけど……!
今は喜んでる場合じゃない!
どういうわけか、私は市大会で藤代と直接対決をしなければならない羽目になってしまうのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます