輝け!(卒業ライブの感想。)
卒業ライブに、行ってきました。
いろんなバンドの、いろんな音楽を聴きました。
音楽というのは、やっぱり感情、つまりは理屈でない部分で受け取るものなんだなあと再認識、そして実感。
聴いて、痺れが走る。それだけのことなんだ、自分にとっていい音楽っていうのは。あとで歌詞をじっくり読んだりして、あ、いいこと言ってる、って思うことはそりゃあるけれど、でも最初の一瞬、あの、触れたときの痺れ、言ってしまえば、あれがほとんどすべてだ。いくら頭でいいなあと思っても合わない音楽っていうのはあるし、その逆もある。なんで私こんな音楽好きになっちゃったの、でも好きなんだもん!っていうあれ。そういう音楽って、たくさんある。
音楽というのは、なんて素直なのだろう!そしてなんて正直なのだろう!だってこんなにも、躊躇なく飛び込んでくる。なんのフィルターも通さず、飛び込んでくる。
理屈じゃなくて、感情なんだ音楽は。
だから今日も、私は感情で音楽を聴きました。ああいいなあ、と残った音が、たくさんある。耳と心が、充実しています。
そうやって音楽を愉しみながら、私もがんばらねばなあ、とせつに思った。
ステージに立つバンドの人たちは、すごくきらきらして見えた。好きなことやってるからだろうなあ、って思った。きっと今この瞬間たまらなく愉しいんだろうなあ、って思った。それまでの積み重ねがあって、いろいろなことがたぶんあって、その集大成である、今。私も愉快な気分だったけれど、そういうのとはぜったいに違うと思う。質が、違う。今この瞬間は、信じられないほどに濃密な時間なんだろうなあって、思った。ちょっとだけ、うらやましかった。好きなことをやっている人というのは、かくも眩しいものなのか、って。
でも、と私は思う。でも、私にだって、好きなことがある。全身全霊でずっとやっていきたいって心から思うことが、ある。時間はたくさん割いてるし、ほんとにわずかではあるけれど、積み重ねてきたものだってあるつもりだ。
私はきっと、やっていける。きらきらと光る人たちのなかで、おんなじくらい、負けないくらい、輝いていく自信がある。輝いているために、これからも努力をしていく自信もある。
いっそ言ってしまうのならば、私はやっていける人だと思う。輝ける人だと。
愉しそうに演奏をしていたバンドの人たち、私もあんなふうに愉しく自分のことをやってゆく。私はがんばる、周りのみんなもきっとがんばる、そしていつかは、互いに互いを、すごいねって認め合えればいい。
どんどん輝いていくのだ。
そういうわけで、今日は印象に残る一日でした。
バンドのかたがた、お疲れさまでした。素敵な演奏を、ありがとうございました。あと今日いろんな人に会えて楽しかったです、これでも。また集まれる機会があればいいなあと思っています。
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