苦みがなくっちゃつまらない!

 以前、「嫌われても構わない」というニュアンスのことをつらつらと書いた気がしますが、ちょっと違うことに気がつきました。


 嫌われるのが、嫌いじゃない。


 敬遠するような視線や引きつる笑い、さりげない無視や何となくの疎外を見てとると、何だかすこしわくわくします。

 虐められるのが好きだとかそういうことではなく、その人の人間くささが感じられること、またその人の感情が私に向けられていること(負の感情も感情ですから)が嬉しいんです。


 嫌われることも嫌うことも、人間の必然だと思います。

 どうせ避けられぬことならば、とことん楽しみつくしたい。悲しみや怒りやどろどろしたもの、みんな人生の妙味です。



追記

進んで嫌われようとは思いません。相手の気分を害してしまうので。あくまで必然性のある好き嫌い限定の話です。

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