リアリティ。

一ヶ月近く前のことですが、私の小説を読んだある人がこう言いました。

「リアリティがない」

とりあえずリアリティは盛り込んでいるつもりだったので、すこしばかりショックでした。


しかし、こうも思いました。

なにをリアルと感じるかは、その人によってぜんぜん違うんだな、と。

私のその小説のある登場人物はいじめられています。とくにいじめに対して刃向かったりはしません。彼からすると、それはリアリティがないそう。なぜなら彼はいじめられたときに反撃したから、だそうです。彼にとってはそれが自然で、それ以外は不自然なのでしょう。

私にとって、いじめられていて刃向かわない(えない)状況は現実味を帯びています。なぜならそういった状況を見たことがあるからです。


なにをリアルと感じるかは、その人の経験によってぜんぜん違ってくるんですね。



これからも、私は私のリアルを書きたいです。

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