せんせいっ、って女子高生が呼ぶのが好き。モチーフとして。
先生と女子高生(ときどき女子中学生)って組み合わせ、よくありますよね。いわゆる禁断の恋。
先生に恋しちゃう子って、います。真剣に。そしてそういう関係になることだって、ありえます。
何故、「先生」という存在はかくも女子学生の心を掴んで離さないのでしょうか?
「ただの憧れ」だと片付ける人がいます。それも、確かにあるでしょう。でも、それだけでないとも思います。
女子中学生と先生の恋愛の小説のなかで、作家の姫野カオルコさんは、こう言っています。(すみません私のフィルター通してますが)
「だいたい中学生の男子なんてまだ子供。中学生の女子のなかには、既に大人になっている子もいる。子供と大人が釣り合うわけがない。男子は成長が遅いのだから、新米男性教師と女子中学生くらいで、ちょうど精神年齢のバランスがとれる。教師と中学生の恋愛は不自然どころか、かなり自然なこと」
すごく納得しました。それこそパカッと、スラッと。
先生と一部の女子中学生(または、中学生)の恋愛は、必然であるのかもしれません。
男子学生というのは、だいたいが(すべてとはいいませんが、大部分が)、付き合いたい付き合いたい付き合いたいっ、とひたすらに思っているようです。下手すると、「誰でもいい」らしいです。
でもって、女子学生というのは直接的な交際を避け、精神的な交際を求める傾向がつよいです。精神でつよく結びついていたい、という願望があります。加えて結構なロマンチスト。
これじゃあ恋愛がまともに成り立つわけがない。こういう事情が、学生時代の苦い思い出をつくりだすんですね。
対して先生というのは、やっぱり経験があるぶん大人。恋愛のことだって女の子のことだって、男子学生に比べればわきまえている人が多いです。それに精神的にも成熟している。だから早熟な女子学生と、ぴたっと合うんじゃないでしょうか?
女子学生と男性教師は、案外に近い位置にいたりするのかも、しれません。
敏感な子はそれを感じとって、強烈に、先生に憧れるのでしょう。
かく言う私、このモチーフが大好きです。
歯のうくような言葉をつかうと、「甘美」なんです。すごく。
背徳感もいい感じにあるし。燃えるしせつないし。
あと、「せんせい」って響きがいいです。
あとは……(ごにょごにょ)
なにかこの類の話があったら、ぜひ教えてください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます