第100話 連載100話&100万PV達成記念

 前書き

 皆さんのおかげで連載100話と100万PVを達成出来ました。

 この場を借りてお礼申し上げます。

 以下はゼノ達のスペックと、ショートストーリーになります。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ゼノ 30歳 男

 スタイル

 元ヒョロ長おじさん

 最近少し筋肉がついて腰痛が減ってきた

 現在、身長の半分より座高が高い唯一のメインキャラ

 身体能力は同年代の平均値より4割ほど高い

 エリートヘタレ童貞の体現者

 異性に興味はあるが自信がないのと人間不信からボッチ街道を爆進してきた

 最近は少しだけ改善してきた


 特殊能力

 生活魔法 一般的な意味での生活魔法……属性練習魔法ではなく独自の亜空間を創造し、その中に材料と生産人形を用意すれば、亜空間の中だけで生活可能になる稀有な能力


 付属能力

 拡張変形

 魔力を使って亜空間を拡張し、任意の形に変える


 吸収 ゼノが生物と認識していないなら亜空間に残さず吸収可能

 吸収した物は分解され貯蔵される

 内包していた魔力も貯蔵されるが、貯蔵量を超えて吸収した場合はゼノに逆流して魔力・精神力へのダメージとなり気絶する事がある


 排出

 吸収した物質を任意の形で亜空間内部に排出する

 これまでに吸収した物質は常温で固体なら、単分子の形で畑に撒かれ肥料にされている


 物質操作

 生命以外を操る

 主に重い物を運ぶ腰痛対策

 最近は緊急時等に飛行して時間短縮に使っている


 ???

 かつて2度あった現象

 後光を背負い神々しくなる

 高魔力内包物質の吸収が一因となっている可能性が高い


 装備

 右手 先端の尖ったメイス

 左手 手斧

 防具 世界樹素材の防具一式、帽子、マスク、ツナギ(作業服)、手袋、靴下、ブーツ

 ワイバーン素材のゴーグル(眼球のレンズ部分)、剣帯


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ミラ 18歳 女

 スタイル

 ドドーンではなくバーンくらいに豊満

 腰は現実的な範囲で細い

 ピンク髪のショートカットに切れ長の金の瞳の将来妖艶になるであろう美少女

 サキュバス的な知識に疎く、アピールの方法がポンコツ


 魔法

 回復魔法 中級 (ゲーム的な熟練度で表すと上級まであと25%程度)

 一般的な生活魔法 火、水


 装備

 右手 ラウンドシールド(シュトロハーゲン市販品)

 左手 ショートソード(シュトロハーゲン市販品)

(この武器の持ち方でヒーラー、あって察してハンターさん達)

 防具 製作者不明の高性能フルフェイスヘルメット

 世界樹素材の服、上下別

 ワイバーンの胸当て、小手、ブーツ


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 サリア 22歳 女

 スタイル

 女性にしては高身長

 ミラよりもワガママな体付き

 B級戦闘万屋なので手足のプニプニ感はない

 赤髪ショートカット

 かつての経験から男なんて下半身脳だと思っている

 反面仲間の女性は大切にする

 世界樹襲撃の話しを聞いているので、ゼノだけは無害認定している

 ダイゴローを見定めている最中


 特殊能力及び、魔法なし


 装備

 蛇腹剣や連接剣と呼ばれるダンジョン産の特殊剣

 防具 ワイバーンのガントレット、胸当て、ブーツ(当たらなければスタイル)


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ジュディス 年齢ヒ・ミ・ツ 女

 スタイル

 麗人的なエルフ体型

 金髪ウエーブのセミロング碧眼

 語尾を伸ばすクセがある

 チームメンバーの3人を弟妹のように感じている

 ラケルに対してはラケル様と呼び、敬っている

 万能薬で回復してから更に強くなり、今では邪竜の1、5倍の戦闘力

 将来の夢は邪竜の指ツン殺し


 魔法

 ほぼ全属性 上級 一部超級

 回復魔法は使えない


 装備

 武器 なし(近接戦闘は無手格闘)

 防具 世界樹の服(上下別) ブーツ 髪紐


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ラケル

 スタイル

 ヒトの平均値くらい

 元世界樹の枝

 現在は生活魔法の生産人形

 全身木の内側色で木目

 ロングヘアー


 装備

 武器 なし(戦闘しない)

 防具 なし

 基本ツナギ

 体表を自由に変えられるので気分で衣装に見える部分を変えられる

 作業中はツナギで、プライベートではオシャレに気を使っている(白色木目)


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ダイゴロー 見た目13歳 男

 サリアに迫る謎の人物

 ※ヒント 当作品はゼノのハーレム物ではない


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 記念ショートストーリー



 小城建設中のある日、王城の1室のリビング


「日中ヒマでヒマで仕方なくてやる事がないからまとめた、俺達の装備や戦闘スタイルの資料は読んで貰えたかな?」

「はい」

「ああ」

「はいー」

「ええ」


 今夜は先を見越して、チームでの戦闘方法を固めようと、食後に解散せずに集まっている一同。

 司会進行は1番プレゼンテーションの経験が豊富なゼノだ。

 借りてきたホワイトボードに磁石をくっつけて、マーカー等も用意してある。


「基本はうちの最大戦力のジュディスを先頭に移動して、俺、ミラ、サリアだ。魔物との戦闘では俺とサリアが接近戦を、ジュディスはミラを守りながら魔法で攻撃や牽制を。ミラは状況に合わせて補助や回復を頼む。万能薬なんかは便利過ぎるので、緊急時以外は使用しないつもりだ。何か質問はあるか?……ないようなので解散、お疲れ様でした」

『お疲れ様でした』


(フフフ。俺のプレゼン能力も、まだまだ捨てたもんじゃない)


 無難過ぎて誰も何も言わなかっただけだが、かつて社会人として仕事をしてきた自負が、彼の自己評価を狂わせている。

 ホワイトボードから磁石を外して、書いた跡をイレイザーで消していると、ミラが寄ってきた。


「ゼノさん、資料作成や設備の手配等、お疲れ様でした」


 そう言って2秒静止したミラはゼノの部屋から立ち去った。


「ああ、お疲れ様……何だったんだ、あれ」


 ミラは忘れていた。

 城内でチームメンバー以外に出合うからと、ヘルメットをしていた事を。

 高性能過ぎて、装着しているのを忘れるつけ心地なのを。

 なのに自分なりに精一杯、ゼノへのアピールとしてウインクをしてみたのだ。


 彼女の想いが成就する日は、果てしなく遠い。

 来るのかどうかも、神にですら分からなかった。

 相手があの、ゼノなのだから。

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