好き

 こんにちは。

 最近少し声変わりして、少し声が低くなった夜宵です。すこーしですけども……。


 コロナについて何か書こうと思っていたんですけど、口汚くなりそうなのでやめておきます……。


 閑話休題、僕はここ数年でやっと、相棒と呼べる男と仲良くなりました。食べ物も遊びもなんとなくの好きというものはあっても1番コレが好き!といえるものが殆どなかった僕は言わずもがな友達付き合いもほどほどで、浅く広く付き合っている感じでした。自分の中に特別なんか、何一つありませんでした。


 だから恋のひとつもしたことないんだよって話は置いときまして、これは成長だなって思うんです。僕は何かを強く思うことってあまり無いタイプです。嬉しいも悲しいも感じにくくて、一回泣けば全忘れパターンが多かったりします。


 君じゃなきゃダメ、ってほど人と仲良くなったのはおそらく初めてです。でもそれは逆に、それ以外の人に対して、貴方じゃダメ、って思うことになってしまいます。人に近付くことの弊害って、意外とそこなんじゃないかと思います。


 君じゃなきゃダメ、はがいなくなってしまった場合に多大な喪失感をもたらすという危険性も孕んでいます。その人を失ったとき、心にその人じゃなきゃ埋まらない穴が開いてしまう。他人では埋められない明確な穴が。


 もしかしたら、誰かを失ってから初めて、心に居座る誰かの世界に気付くのかもしれませんね。失って初めて気付く、っていう月並みなアレです。


 でも、矢っ張りそれって喜ばしいことだと思うんですよ。心の中に、他の誰かの世界が生まれて、広がって、大切になって、忘れられなくなる。その感覚が、相手とも一緒なら、尚更嬉しいことだと思うんです。


 でも、人生そう簡単じゃないですよね。

 どっちかが絶対先に死ぬし、大事な人が実は影で自分を嫌ってるかもしれないし、ちょっとした仲違いで疎遠になることだってあるかもしれません。


 お互い好きでも、ずっと一緒には居られない。


 難しいですね。


 それでも僕は、自分をさらけ出して、気持ちを共有して、好きだと思える人とたくさんの時を過ごしたい。たとえそれに終わりがあると分かっていても、です。


 だって、出会ってしまったから。


 知りたいと思ってしまったから。


 そこが学校であっても、職場であっても、ネットであっても。


 出会いは人を変えると聞きました。


 僕と出会ってくれた特別な貴方に、素敵な出会いが訪れますように。


 夜宵でした。

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