第12話 黒き影


クリスは黒い光を纏いながら

路地裏に潜む。

路地裏には染まりし者達が

集まってクリスを中心に話をしていた


クリスは

手にしていた黒い十字架に

力を込めて

黒き影を呼び出した


影は怪しげに揺らめき

クリスを見つめる


クリス「ククッ。あなた様の願い、そして我々の願いを叶える時が来た。

あなた様はかの女神を手にいれる。

俺は世界に復讐できるのだ。ハハハ」


?「上機嫌なのは良い。そなたの願い、我の願いを叶えられる時だと?」


クリス「王女カトレアより、強い力を持つ異端者が現れた。

そいつをこちらに率いれる。そいつの力を使えば総力を揃え魔物を一斉に操り結界さえ越えるだろう。

王国の代々の結界を強化して王女がはっているだけだからな。

自然に信仰も世界も乱れるだろう?

…かの女神も堕ちざる得ない」


?「ふっ、さすれば女神も更にバランスを崩し人間に近づく、か。」


クリス「そいつを今こちらに呼んでいる。もうすぐ来るはずだ。俺は王国に

復讐ができるし悲願が叶うわけだ」


クリスと闇の影は

笑う


黒き力は集い

力を増している


クリス「さぁ、来い。我々の宴へ。ククッ」


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