第9話 かつての約束 今の約束 兄弟の秘密
ファウは約束を思い出しながら
話題にして話し出した。
レティシアも兄が昔
レティシアにした約束を
思い出しながら
話をした
レティシア「兄さん、ごめんなさい。
私の身体が弱いから。
兄さんの人生を犠牲にしないで。
約束はよいから…」
ファウ「レティシア。
お前は身体が力についていかない。
それを何とかしたかった。
お前を守るための術を得たかった…だから
自分の力を更に高めて白魔術師になった。
それでも、まだ努力は追いつかない。まだ方法が見つからないんだ。
耐えきれる限界まで、寿命までに
何とか救う手立てを。
力に耐えきれるようにする術を…
探すと約束したのに。
俺はレティ、お前を失いかけた。何のために魔術師になったのか…すまない」
レティシア「兄さん、そんなこと…」
ファウ「お前が昔女神から寿命の神託を聞いて運命を塗り替えるチャンスをもらった。と聞いた時は嬉しかった。
だからその後は何がチャンスでも
力になれるようにと力を更に高めてきた。
逆に寿命を聞いて悲しかった。
今回はそれよりも早かった。女神はあてになるのか?
…運命を塗り替えるチャンス。
俺が白魔法で実験を繰り返し何らかの術をまた探すか?」
レティシア「兄さん…私には自分の運命を塗り替えるチャンスが何なのか未だにわからないしそのチャンスの時がいつなのかわからない。
でも時が来れば理解すると言われている。
きっと大丈夫よ。
兄さんは確実に私の力になってくれているわ。
兄さん達がいるから生きていたいと思えるのよ。無理しないで。」
レティシアの言葉に
救われている
そう感じながらファウは
改めてレティシアを救いたい
と思った
ファウ「レティ、兄ちゃんがお前を救いたい。俺がやること以外で何か運命を塗り替えるチャンスが起きるようなら俺はその手助けをしたい。だから、頼れ。
そのチャンスを感じたら話してくれ。
レティももう無茶はするな」
レティシア「兄さん、ありがとう。気を付けるわ」
ファウ「約束だ」
レティシア「…約束」
二人は未来を想い
気持ちを強くする
マザー「話は終わったの?
スープをレティシアにゆっくり飲ませてあげたいのよ~」
マザーの顔を見ながら
ファウは心の中で思った
女神や寿命や運命を塗り替えるチャンス
レティシアがたまに女神の神託を受けれる事
その事は秘密のままだ
言えないと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます