強い青い光が視界を包む

焼けるような光に目をつぶる

ファウはこの青き光を知っている

レティシアの魔法の光だった

ファウ「レティ!!」

光が収まり目をやっと

あけれた時に視界に映ったのは

焼け焦げた自然と

死んだ魔物達、驚いた王女の姿、

倒れているレティシアの

姿だった

ファウ「レティシア!!」

ファウがレティシアにすぐさま

駆け寄りゆっくりと身体を抱きしめ

彼女の名前を何度も呼び掛けるが

レティシアは目覚めない

ファウ「俺はお前をまだ守れてない。

お前を助けるために魔術師にも冒険家にもなったんだ!

レティ、しっかりしろ。約束をまだ果たしていない」

王女が光でレティシアを包むが

レティシアからは小さな吐息しか

感じない

王女は経験からレティシアは

もう目覚めないのではないか？と思った

ファウは

涙を流した

愛する妹を想って。

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