第3話 染まりし者の策略


ファウが悲鳴がした方へ

駆け寄ると

そこには赤いドレスを身に纏った

金髪の少女が魔物に囲まれていた



ファウ「?!囲まれて?…こいつら闇に染まった人間に操られてる魔物か?!」


闇に染まった人間とは

力が強すぎて異端者扱いをされ

世界の闇を取り入れて

騒動をおこしている人間達の事だった


?「?!…来ては行けません!

これだけ束になられたら私(わたくし)の結界すら効かないのです。はる度に束にこれだけなられると壊されます。危険ですわ!」


ファウは彼女を見知っていた

彼女は街と宮殿に結界をはっている

王女だった。

かつてファウは彼女と同じ師の元で

学んでいた。


ファウ「なんで一人でいる?!

…こいつらあんたを狙って来たのか?!街を。国をダメにするために、、あんたをまず消そうと?」



王女「闇に染まりし者達は最近より結束しつつ、あります。

護衛も途中で全て…もうこれ以上

私のために犠牲を出したくありません。

どうか逃げて」


ファウは

彼女が止めるのも聞かず

魔物に魔法を放つ


ファウ「魔物達を散らせる!あんたは結界を何重にも破られないように集中してはれ!」


王女「ファウ魔術師!!貴方…」


ファウ「大丈夫だ。俺には目的があるからな。生きるさ。魔物よ、こっちにこい」


魔物がファウが発動した魔法により

束になっていたのに隙ができ始めた


魔物は染まりし者に

操られつつも

襲ってきたファウを邪魔物と見なし

本能的に追いかけ始めた


ファウ「ふっ、俺をなめるなよ?!これでも高位の魔術師だ…白魔術師であることに誇りがある、な。行けっ、フェザーソウル!!」


炎と風魔法を同時に放ちつつ

一匹一匹に致命傷をあたえていく。


王女「っ!結界ははり終えました!

私と貴方のみ、入れるようにしました。

休憩をここでしつつ私も戦います!」


ファウ「わかった!あんた光系の魔法得意だろ?操ってる魔法解除できねぇのか?」


王女「何回か試しましたが無理でした…私の補助魔法を。」


王女が杖を出して

掲げるとファウが

白い光に包まれた


ファウ「補助か。助かる。こいつらスピードが早い。…剣も使う。あんたは光魔法でこいつらを攻撃してくれ」


王女「えぇ!!頑張ります!」


ファウはレティシアの名前を呟き

剣での戦闘にはいったのだった





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る