第2話 森での狩り・悲鳴


カトレアの街の

周囲にある森には

魔物が徘徊している。


カトレアの宮殿と

街には国王の娘が結界を何とか

はっているので

滅多によってこなかった


森にいる魔物は

数を減らさなければ増えて

いずれ束になってきて

宮殿や街にまで来てしまう状態だった


それゆえに冒険家達が

魔物を倒し

その素材も活用したりして

暮らしていた


レティシアとファウは

魔物が街にまで来ないように

冒険家をし

魔物を倒していたが

素材を手にいれて孤児院の家族に

生活に必要なものを提供するためと、

互いにとあるもう一つの目的のために

冒険家をしていた


ファウ「あの獲物は大きいな。レティシア。俺が前にいく。後ろからフォローを頼む」


レティシア「わかったわ、兄さん、気を付けてね」


ファウが

持っていた剣に魔法を

纏わせて大きな犬がたの魔物に

向かって走っていく。


ファウ「大人しくしろよ?高く売れなくなるからな?」


ファウが魔物の足を狙い

魔物はひどく怒り

毒を出してきた



ファウ「こいつは?毒を出すやつか。面倒だな」


レティシア「………兄さん、詠唱が終わったわ。離れて」


ファウ「……あ?…っち。わかった。無理すんなよ?」


ファウが魔物から距離をとる


レティシア「魔物よ、人に害なす者よ。逝きなさい!!」


レティシアの掛け声と共に

魔物は動きを止めて魔法の光に包まれて

叫び声をあげて終わった


レティシア「はぁ、ちょっと力を出しすぎたかしら?…兄さん、解体は任せても大丈夫?」


ファウ「あぁ、大丈夫だ。獲物は大きかったな。お前は休んどけ。兄ちゃんに任せろ」


ファウがウィンクしながらそう言うと

レティシアは座り休みはじめた


ファウ「……わるいな。力はお前の方が強いからな。頼りきりにたまになる…」


レティシア「そんなこと、ないわよ」


ファウは悔しそうな顔をしながら

解体を進めていると

急に森のどこからか悲鳴がきこえてきた


ファウ「?!…レティ。お前は待ってろ。ここで。結界をはってな。良いな?」


ファウはレティシアの目を真っ直ぐみて言った


レティシア「……わかったわ、兄さんの言うとおりにするから。気を付けてね」


ファウはレティシアを信じ

レティシアを残して

悲鳴がした方へ走っていった


レティシア「兄さん、どうか。無事で。」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る