第十四話

登場人物紹介

 キヨシ……職業不定。○リオだとハンマーブロスが苦手。

 ジロウ……職業勇者。マ○オだとゲッソーが苦手。

 ヒデオ……職業賢者。マリ○だとジュゲムが苦手。

 ララ ……女神。マリオで苦手なキャラなどない。



ララ「急ではありますが、魔王城に行きたいと思います」


ヒデオ「ホントに急だな。もう終わるのか?」


ララ「いえ、そういう訳ではないのです。この世界には複数の魔王城があり、順に攻略していかないといけないのです」


ジロウ「ふーん。でもそんな急に行っても大丈夫なのか?俺らそんな強くなった気がしないんだけど」


ララ「大丈夫です。色々と経験を積んでいますから」


キヨシ「こないだとかギャルゲーをしてただけなんだけど」(十二話、十三話参照)


ヒデオ「で、魔王城ってどんなところなんだ?」


ララ「溶岩とかマグマのある城ですね。くるくる回る炎のバーがあったり、溶岩を飛び越えようとしたら下から炎の玉が飛んできたり、最後はとげのついた甲羅が背中についた巨大なカメっぽい魔王が待ち構えています」


キヨシ「クッパ城の事じゃね⁉」


ララ「いえいえ、魔王城の話ですよ。魔王城後半になると、魔王が吐く火炎の玉がどこからともなく飛んできますね」


キヨシ「クッパ城じゃん!」


ララ「私たちが行く最初の城は魔王以外のモンスターは出てきませんね」


キヨシ「初期のマリオのクッパ城だよね⁉」


ララ「魔王の攻略としては、魔王が飛び上がった時にその下を通り、魔王の奥にある斧に触れて足場を崩してマグマへと落とすことですね」


キヨシ「だからクッパ城じゃん!」


ララ「魔王城には色々と注意点があります。普通のダンジョンだと、途中でやられたとしても、ダンジョンの半分以上まで進んでいたら、中間地点からのスタートになるのですが、魔王城だと終盤近くまで進んでいてもやられればスタート地点まで戻ることになるのです」


キヨシ「だからクッパ城じゃねーか!」


ジロウ「初期のマリオやってないと分からないネタだな」


ヒデオ「魔王城って一つじゃないんだよね。他の魔王城はどんな感じなんだ?」


ララ「基本的には同じような感じです。難易度が上がったり、モンスターも出てきますよ。迷路要素もあります。正しい道を選ばないと、何度も同じ場所をループします。魔王も、最初は炎を吐くだけですが、後半になるとハンマーとか投げてきます」


キヨシ「どこまでもクッパ城だな!」


ララ「最後の魔王城に至っては、水中を進むコースもあります。水中なのに、炎のバーがくるくる回っていたりします」


キヨシ「クッパ城はもういいよ!」


ジロウ「結構マニアックだよな。分からない人も多いんじゃねーの?」


ヒデオ「……まあ、魔王城はいいんだけど、どこにあるんだ?こっから遠いのか?」


ララ「ある程度距離はありますね。ただ、駅から定期的にバスが出てるので、ラウ○ドワン感覚で行けます」


キヨシ「どんな魔王城だよ!」




第十四話おわり







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る