三日月のキミ

@kippop

第1話



キミと約束をした。


「ねぇ、…………」


「…………あぁ。分かった。」



僕はそれに、分かった。としか言えなかった。



それでもキミは、



「ありがとう。」



綺麗に微笑むもんだから、僕は堪らなくなる。

そしていつも言ってしまう。



「明日がある、そうだろう?」


「………そう、だね。」



キミを困らせるのは、僕の得意なところなんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

三日月のキミ @kippop

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る