第7話 ひよっこ拳士達!
少林寺拳法の気合いの出し方は、『あー』なのですが、自分たちに教えてくれたおじいちゃん先生は、『いゃぁぁぁぁぁ』でした。
先生は、二人いてここでは、
「いやぁぁぁ」の方を、『ぼりぼり』。
もう1人を、『しんちゃん』とでも呼びましょうか。
少林寺拳法は、やってて思ったのですが、教え方が人によって違うのですよ。
ぼりぼりは、止まって突け
しんちゃんは、動きながら突いてもいい
2人は、肝心なところで意見が別れてしまうのですよね。
そこで困ったひよっこ拳士達。
初めてばっかりで、2人からの挑戦状を叩きつけられる。
そこで迫られるのは、宗派を決めること……
ぼりぼり派か、しんちゃん派……
先輩は、半数がしんちゃん派。
この判断で、組演武をやっていたOBは喧嘩をして片割れが部活に来ないという事件があったほど……
難しいものでした。
ちなみに自分は、少林寺拳法の才能が感じてなかったので、いい感じにミックスしてみて実験でもしてみるかなー?レベルでやっていました。
でも、そんな器用なことは出来ず、結局は、ぼりぼり信者になりました。
毎日が楽しくて……
戻りたいなー
若かった頃に
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