第9話 あの時見たもの

ふね甲板かんぱんあたりが、なにやらさわがしい。


その甲板かんぱんさわぎは、レオのみみにまではいってきていた。

このときレオは、すでにきをもどしており、きじゃくってながしたなみだがカピカピにかわいてあとになっていた。

どうやらレオはときはとことんいて、あとにはのこさないウジウジしないタイプのようだ。


そのレオがさわぎを聞き甲板かんぱんに出てきた。


「いったいなんのさわぎだ??」


甲板かんぱんると甲板かんぱんには、船内せんないへとはいれず甲板かんぱんへと

あふた、沈没事故ちんぼつじこ軽症けいしょう生存者せいぞんしゃ元来がんらい乗客じょうきゃくでいっぱいだった。


レオはそんなひとで、ごったがえした甲板かんぱんさわぎのもとさぐった。


するとどうやら、さわぎのもとは、生存者達せいぞんしゃたちであることがわかってきた。

彼等かれら生存者達せいぞんしゃたちはみなひとしくおなことっている。



沈没事故ちんぼつじことき天使てんした」と……

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