第4話本当の兄弟のように…


彼等かれら4にんは、いまでこそわらいあえているがじつは、くら過去かこった子供達こどもたちである。


4にん孤児院こじいん出会であった。

4にんとも、おやから口減くちべらしでてられ露頭ろとうまよっていたところ保護ほごされ孤児院こじいんに入る。


それは、レオが3さいとき、スティーブは5さいとき、デフォーは2さいとき、ウィリアムにいたっては生後せいご4ヶ月よんかげつときであった。


みんなおや面影おもかげは、ほぼ記憶きおくにはない。


おや兄弟きょうだいあいらない4にんだが、レオ、スティーブ、デフォー、ウィリアムは兄弟きょうだいようそだち、ほんとの兄弟以上きょうだいいじょうたがいをおもいやった。

としちかくスティーブとウィリアムはレオとおなじ17さい、デフォーは3にん1個下いっこしたの16さいだ。


「レオはどうなの?」


スティーブは、まっすぐレオのいてきた。


「えっ?!おれ?」


「あぁ、レオのゆめかせてほしい」


それにたいしてレオは


「お‥おれは‥頭悪あたまわるいし、勉学嫌べんがくきらいだし…得意とくいなのはケンカぐらいだしよ…」


あたまをポリポリかきながら、れくさそうにこたえた。


「まぁ……おれは、みんなみたいにゆめなんてないからいまは、みんなのゆめささえるよ……」


レオのその言葉ことばにスティーブは、レオがどこかみんなに遠慮えんりょしているかのようおもえた。


「……レオ」


「ん?」


レオが1ばん友達想ともだちおもいであることを、スティーブはっている。


いまはなくても、あっちにったらかなえたいゆめつかるといいな」


「ああ、そうだな!」


レオは満面まんめんみでスティーブにこたえた。

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