第十二殺、お殺し遊ばせ!バトモアゼル!

そこは未成年女子格闘技の聖地、紅百合キャットファイト武道会コロシアムのあるお嬢様学校、港区私立骸ヶ原むくろがはら学園、初等部、中等部、高等部とあり、高等部までいる在籍者死んでないのは猛者しかいない。


「カドッシュ様」


そこに怪我をした女が一人の女に四肢投げ出し寝土下座をしていた、四肢投げ出し寝土下座を寝土下座した後、全ての四肢を斜めに伸ばして自分の無力と無抵抗を現すモノだ。


これをする事はただひとつ、自分では倒せない者を自分より強い者に倒してくれと依頼する時、戦闘淑女バトモアゼルの作法の一つだ。


美雨音みうねカドッシュ、彼女は魔法少女である、しかし、彼女は男装の令嬢でもある、それ故男装の魔法少女でもある。


髪型は縦ロールポニーテールを後ろ斜めに立たせていて服装はバロック調のユニセックスのゴシックコートとゴシックズボン、つけている両手袋にダビデの星ろくぼうせいが描かれている。


「何かしら、敗北雌犬アンダードック


「倒してほしい男がいるんですよ、そいつは渋谷女性限定ディスコホープ&ドープを潰した!私の友達や仲間も次々に殺された!」


「そうですか、で、貴女は何で生きているんですか?戦場で死ぬのは戦乙女バトモアゼルの花よ?ねぇ貴女もしや、敵前逃亡しましたね?」


「…………はぃ」


「オホホホホホホホホ………」


彼女は突如、部屋にあったヴァイオリンを取りに行ってそれを持ち、奏で始めた。


激情が伝わる激しい旋律。


それにより四肢投げ出し寝土下座していた女は恐怖する、校内で響いたら最後、逆鱗が剥き出しになって、最悪の一撃が飛んでくる。


「このまんかすがァァアッ!!!!!!」


ヴァイオリンが勢い良く振り下ろされてそれは四肢投げ出し寝土下座していた彼女の頭に当たる、大出血は当然だがたった一撃で終わるような甘さがあるならこの学園では生き残れない、故に連撃、ヴァイオリンによる連続攻撃、だんだん強くクレッシェンドする。


「で、誰ですの!?!?」


「か、か、勝田咲」


その言葉を告げたら更に追撃。


「この!異常塵屑男性インセルミソジニストのキスの唾液と精液で出来た湯葉みたいになってるんじゃありませんわよ(※女性差別者の男に負けたのに四肢投げ出し寝土下座するなよ)!お殺しますわよ!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!まんかす!」


まんかすと言い放たれるたびに振り下ろされるヴァイオリン、先に粉々になったのはヴァイオリンではなく相手の頭蓋骨であった。


「……………」


「あら、もう彼岸花畑にお花を摘みに行ったのかしら?もう少し根性見せて欲しくてよ御不浄様ミートイレ!私のフィアンセの慈愛伊達男フェミニストイケメンの九蘭王馬なら違いました事よ!」


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