XⅣ. 補足がないとイミフな作品をR18に例えたら
こんにちは。
元から引きこもりがちなので、コロナウイルス騒ぎもGWも何のその、普段と全く変わらなく暮らしております。
今日はケーキでも焼くか。
さて、このコラムのⅪでも書いていた話を蒸し返します。
Ⅺでは、キャラクターや舞台設定などを冒頭の特設ページで行っている作品は駄作、と言い切ってしまいました。後悔はしていませんし、考え方も変えません。
「設定」「人物」の解説を冒頭部特設ページに置いている作品は大抵駄作です。
初っぱなからネタバレになってることも多いです。
私は、いちいち設定集や人物紹介を見返さなければならない作品は本当にイライラします。
読者様の作品への没入をなに邪魔しとるんじゃこらぁ!
なんてね。
そんなことは言いません。言えるほど読み込みません。
さらっと流し読みして、あーやっぱ面白くないわー、本文中の世界観描写とか人物の登場のさせ方とか雑だわーと思うだけです。
でもさあ……。
設定集や人物紹介を読まされるのって、なんとなく自慰行為を見せられてるみたいな感じがしませんか?
そりゃあまあ、それでおまんま食べてる人以外は、創作なんてはなっから自慰行為みたいなもんですけども、そのなかでも設定集や人物紹介は自慰中の自慰みたいな感じを受けてしまうんですよね。オナニーオブオナニー。
それとともに、あとがきの話。
あとがきは読まない人も多いのです。
よく考えてみてください。自分が図書館から借りた本を読むとき、あとがきを精読しますか?
あとがきでねたばらししたり本文中で不明だったことを事細かに説明するのは、あまり親切な行為ではありません。
冒頭部の設定集や人物紹介を自慰行為とするなら、あとがきで本文の内容を説明するのは、ベッドで盛り上がった後、ティッシュで局所をごしごし拭いている姿です。
どっちも見たくなかったやつ。
いやほら、そういうのを金払ってでも見たい人も中にはいますし、立派な文筆家になってから遊び心としてやるのも、たまにはいいプレイだと思います。
特殊な趣向を凝らして、トリッキーな要素を仕込むのもいいと思います。
しかし、このスタイルが普通だと思っているとしたらヤバイんじゃないですかね?
いきなりの局所丸出しや事後のデリカシーのなさには、個人的には「ないわー」という感想しか持てません。
どうしてもそういうのをつけたい方は、リンクで次のページへ誘導するマルチエンディングのゲームブックを作ってみるのはどうでしょうか?
pixivに投稿されているゲームブックを読んで、作りのよさに驚きました。余談ですが、pixivは指定ページへのジャンプ用リンクが本文内に仕込めるので、ゲームブックなどにはギミック的に便利なんですよ。
他にも、TRPGなどのルールブックやシナリオなども、冒頭に設定や人物紹介を持ってくるのがセオリーですので合うかもしれません。カクヨムにもフリーで置いている方がおられますね。
設定集や人物紹介が必要な様式にフィットさせれば、純粋に文学として読むぶんにはきつかったものが、一気に活きてきます。
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