Ⅴ. 創作姿勢くらい自由にさせろおぉぉ!

 これは愚痴になるのですが……


 私はこうして拙く文章を書いています。

 そして、イラストもヘタッピながら描いたりします。


 どっちも単なる趣味であり、求道精神もプロ志向もありません。

 まあ、ちょっと気持ちに余裕があるときハウトゥものを読んだりはしますが、取り入れられるところは取り入れる程度に留め、その内容を追求し完全に自分のものにしようなどとは思いません。

 勉強とか、努力とか、チャレンジとか、そういうの嫌いです。

 

 だってですねえ……


 真剣であればあるほど、努力すればするほど、自分の作品が人に愛されないことが辛くなるじゃないですか。


 そりゃあ、真剣にやって、壁にぶつかって、そこから学んでまた立ち上がって、というのが望ましいと思います。そういう人を見ると応援したくもなります。

 しかしですね、自分について言えば、もう気力がついて来ないのです。


 自分の好きなものに囲まれていたい、だから自分で無理のない範囲で作る。

 背伸びせずのんびり創作する。

 それでいいじゃないですか。


 ところが世の中には、そんな人を見るとひとこと言わずにいられない高尚さまというものがいて、


「上を目指さない人の創作は見る価値がない」


「ちゃらちゃらした気持ちで作られた作品なんて目障り」


とか言っているのを見たことがあります。お気の毒に、言われた初心者さんは創作をやめてしまってました。 


 共同制作ものや、金銭の絡むもの、他人様と納品の約束をしているものならお尻を叩かれるのも仕方ないかもしれません。

 しかし、完全に自分だけの創作に関してであれば、動機も創作姿勢も、ちゃらんぽらんだろうがマジだろうがいいじゃないですか。

 楽しければそれでいいじゃないですか! ねえ!

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