革命の行方<源之丞視点>
宵の口から始まった革命は、既に半日が経過しようとしている。
長い夜になりそうだとは思ったが、まだ、終わってはおらぬ。
「お疲れではありませぬか?」
言綏が尋ねてきた。
「大して動いてはおらぬが──そうだな、終わったら心ゆくまで寝たい」
私の答えに言綏は軽く笑うと、「仮眠は出来ましょうが、心ゆくまでお休みいただくのは少しばかり先の事になりそうですなぁ」と言った。
「……そうであろうな」
早く片付けてマグダレナに戻らねばならぬ。
アスラン王とその兵達の後について最終階層、エテメンアンキの最上階に足を踏み入れる。
暗いが、久方ぶりの空に、思わず深呼吸をする。何時振りであろうか。
後方から、空だ、これが空? と言う声が聞こえる。
エテメンアンキから出る事なく生涯を終える者もいると聞く。彼らはどんな気持ちで空を見るのだろうか。
「ホルヘ」
アドリアナ殿だった。
「どうしたんだ、アドリアナ。危ないから後方にいろと言っただろう」
アドリアナ殿は首を横に振った。
もう大分大きくなった腹が重そうである。
城の兵士であると言うアドリアナ殿の恋人は、マグダレナ侵攻の一覧に名は無かったと言う。
であるならば、城にいる可能性が高くなる。
「お願いよ、ホルヘ。私も連れて行って。彼を探したいの」
心配そうな顔をするホルヘ殿に、アスラン王が声をかける。
「大丈夫だ、余が守る」
「ありがとう、アスラン王」
群衆には城の外に待機してもらう事にした。
城内に向かうのは、アスラン王、ホルヘ殿、アドリアナ殿、アスラン王の兵数十人、私と言綏。
何故こんな少人数なのかと言えば、オメテオトル殿も軟禁状態から脱し、と言うのもおかしいのだが、こちらに向かっているとの事だったからだ。
オメテオトル殿は他の王族とは異なる、そう印象付けるようにはしてきたものの、人の心は難しいもの。何が切っ掛けになるかは分からぬ。オメテオトル殿が襲われぬようにする為にも、城内に入る人間は厳選したかった。
アスラン王の案内で城内を進んで行く。
兵達が調べてくれた結果、大半の者等は城から逃げ出したとの事だった。求心力のないトラロック王を守る為の兵は、少ないと言う事だろうか?
探しても見つからない恋人に、アドリアナ殿の顔に疲労と焦りが見える。
口には出さないものの、既にこの世にいないのではないか、と言う考えが
大広間の扉を開けた直後、怒声と共に襲われた。
近衛兵らしき、きらきらしい装飾を施された軍服を着た者達だった。
アドリアナ殿は近衛兵達の中から恋人を探そうと、目を凝らす。彼女の反応を待つ為に、アスラン王と兵は守りに徹している。
「いないわ!」
その声を皮切りに、王達は近衛兵に反撃を開始した。
私と言綏はアドリアナ殿とホルヘ殿を守るように位置を取る。
飾りの近衛兵と、アスラン王の兵では、大人と子供程の差があった。
直ぐに斬られた近衛兵達は、もはや何も言わぬ塊となって大理石の床に伏している。
その時、誰かが耳打ちし、王は頷いた。
「行くぞ。玉座でショロトルと対決しているようだ」
自然と早足になる。
アドリアナ殿の歩みも。
城の兵士であるから、もしかしたら王を守ろうと玉座にいる可能性は捨て切れなかった。
大広間を出て、いくつもの廊下を渡り、いくつの階段を上がっただろうか。
「玉座に就くぞ。皆、構えよ」
観音開きの大きな扉の両脇に分かれる。何かが飛んで来ては困るからだ。
兵達はアスラン王の号令を待つ。
中の様子を伺ってから、アスラン王は頷いた。
扉が開かれ、中の声が聞こえた。
「許さぬ! 許さぬぞ、ショロトル!!」
初めて聞く声ではあるが、ショロトル、と呼び捨てに出来る人物はこの世に多くはない。
「話が違うではないか! そなたは、朕を王でいさせると確約したであろう!」
「それならば何故、私の言った通りにしなかったの?」
この声は、オメテオトル殿。話し方も女人のそれであるし、間違いないだろう。
我らはそっと、玉座の間に入った。
果たしてそこには、玉座に座る壮年の男と、オメテオトル殿がいた。後ろ姿ではあるが、髪や背格好からして間違いあるまい。
玉座から少し離れた場所に、華奢な少女が身を抱くようにして震えながら立っていた。イリダ教からトラロック王が強引に召し上げたと言う少女であろう。
「煩い! 煩い煩い煩い!」
痛い所を突かれたからか、トラロック王は喚き散らす。
これだけで王の器とは思えぬ。
「そなたの事など、信用出来る筈があるまい!」
「約束を反故にしたのは貴方なのだから、私も遠慮はしないわ」
オメテオトル殿の合図を受けて、何人もの影が玉座を取り囲んだ。
己の危機に、トラロック王の視線が泳ぐ。我らを目にして、嬉しそうな声を上げた。
「アスラン王ではないか! 朕を守る栄誉を与える! この不届き者を捕らえよ!」
状況を正確に判断出来ていないのか、何なのであるかは不明だが、あの表情からして、トラロック王はアスラン王が己を守るのを当然と信じているようだ。
アスラン王はため息を吐いた。
「記念物並みの愚物に御座りますなぁ」
呆れた声で言綏が言った。
「……愚物、極まれり」
「
「余がイリダの王を守るのであるならば、それはそなたではない、トラロック王」
剣の柄に手をかけながらアスラン王は言った。
ゆっくりと剣を鞘から抜くと、トラロック王に剣先を向ける。
「イリダの正統な王位継承者はショロトル殿だ。そなたではない」
「朕はイリダの王として、オーリーとマグダレナを統べるのだ! 全ての民の、頂点に立つのだ!!」
絶叫するように叫んだ王の胸に、短剣が突き立てられる。
「残念ながら、貴方はその器ではないわ……」
胸から生える短剣を、信じられない物を見るように、トラロック王は見つめる。
「朕は……」
じわり、と豪奢な衣が、赤に染まってゆく。
確実に仕止める為に、更に短剣がトラロック王の身体を貫いていく。
トラロック王は、己の身体に刺さった短剣を抜いていく。抜けば栓になっている部分から出血する事も、知らなさそうである。
胸に突き刺していた短剣を抜くと、先程とは比にならない早さで被服が赤く染まり、王は震え始めた。
力を失くし、玉座に座している事すらかなわず、トラロック王は椅子から滑り落ちるようにして床に伏した。
その一連の様を、オメテオトル殿は眺めていた。それからぽつりと呟く。
「国を、民を疎かにする王など、王ではないのよ……」
ねぇ、と言う声が私の背後からした。
まだ入ってはならないと言われていたアドリアナ殿だった。
「もう入っても良いでしょう?」
「構わぬが……兵はおらぬ」
「え?」
ここにいるのは、屍となったトラロック王と、愛妾とされた少女だけである。
アドリアナ殿は恐る恐る玉座の間に入ると、オメテオトル殿を見て言った。
「……ケツァ……?」
びくり、とオメテオトル殿の身体が震え、こちらを振り返った。
驚きに満ちた顔で、アドリアナ殿を見る。
「……アニー?……」
その時だった。奥から現れた数十人の影が、オメテオトル殿を襲った。
「ドレイク!」
オメテオトル殿の影が応戦するものの、数が多かった。あっという間にオメテオトル殿が劣勢になる。
アスラン王は剣を手に駆け出し、オメテオトル殿目掛けて投げられた短剣を剣で弾いた。
「止めよ、ドレイク!」
アスラン王の知り合いらしき人物は、剣が弾かれた為に数歩下がったが、別の短剣を取り出した。
「何故止める、アスラン!」
「ショロトルは敵では無い!」
「イリダなど信用出来るものか! それも、王族など!」
ギラギラとした目でオメテオトル殿を見る。
「ケツァが、王族……?」
アドリアナ殿の呟きに、まさか、と思う。
「アドリアナ殿、オメテオトル殿をご存知なのか?」
オメテオトル? とアドリアナ殿は聞き返すと、オメテオトル殿を見ながら首を横に振る。
「あの人はケツァでしょう?」
ぞわりとした。
つまり、アドリアナ殿の恋人は、ショロトル殿の別人格である、と言う事なのだ。腹の子の父親は、ショロトル殿──。
「アスラン! 懐柔されるな! コイツらはイリダだ! 俺達オーリーを長年苦しめて来たんだ!」
アスラン王にドレイクと呼ばれていた男は、弾かれるようにアドリアナ殿に向かって来た。
私と言綏はアドリアナ殿を庇うようにして前に立ち、懐から短刀を取り出した。
ドレイクがこちらに近寄るより先に、別の影が現れ、アドリアナ殿を守るように囲む。
敵か?
ドレイクが唸るように言った。
「イリダ王家を守る影か」
「イリダ王室の嫡流を守る事こそ、我らの役目。アドリアナ様はショロトル様の御子を宿す尊き身。傷一つ、付けさせはせぬ」
ショロトル殿に付く影の数が、少ないと思っていたが、アドリアナ殿を守る為に分かれていたのか──。
「アニー!」
オメテオトル殿──いや、ケツァと呼ばれておったか、ケツァ殿はアドリアナ殿に駆け寄り、肩を掴んだ。
「ケツァ!」
「どうしてこんな所に、って、そうか、君は革命軍のリーダーだったね」
「ケツァ、ケツァは私が革命を起こそうとしてるって、知っていたの? あぁ、それに、王族って、どう言う事なの?!」
困ったような顔になるケツァ殿。
「説明はする。でも、少し長くなるから、今は無理だ。それよりもしかして、このおなか──」
視線が自然と下りる。
そうよ、とアドリアナ殿が頷く。
「……貴方の子よ、ケツァ」
アドリアナ殿が躊躇いがちに言った。城の兵士だと思っていた相手が、実は王族であったなどと。
複雑な気持ちなのだろう、アドリアナ殿は。傷ついたような顔で、震える手を握りしめる。だが、俯く事なくケツァ殿を見る。
「そうか」
うん、とケツァ殿は頷いた。
「これから、色々考えなくちゃならない事は沢山ある。僕は、王族だから──」
その言葉に、アドリアナ殿の顔色が悪くなる。
「でも、時間を作って会いに行くよ。忙しくて会えない間、一人で僕の子を育ててくれてありがとう」
アドリアナ殿の目から涙が溢れた。
「……産んで、良いの?」
ずっと一人で身重の身体を守りながら、ケツァ殿を捜していたのだ。二人で生きていきたいと。だが見つからず、不安に押し潰されそうな気持ちを抱えてアドリアナ殿は生きてきた筈だ。気丈に振る舞ってはいたが、漏れる気持ちと言うのはある。
「勿論だよ。ただ、僕は今後、王族でなくなる可能性もあって、アニーに苦労させそ」
不意にケツァ殿の言葉が不自然な所で切れる。
口の端から、一筋の血が出ている。
「ケツァ! 血が!」
アドリアナ殿はハンカチを取り出し、ケツァ殿の口元を拭こうとする。それをケツァ殿は手で止める。
「……漸く効いたか」
ドレイクが言った。
「直接手を下せない時の為に、貴様の食事にずっと毒を混入させてきた。……前よりも、腕が思うように動かなくなっていたからな……」
「馬鹿な、ショロトルは大抵の毒に耐性がある筈だ!」
アスラン王がケツァ殿に駆け寄る。
ケツァ殿は口の端から溢れた血を、指で拭う。
「マグダレナから持ち帰った、こちらには無い毒だ、耐性は無い筈だ」
そう言って笑うドレイクを、ケツァ殿の影が組み伏せ、肩に短剣を突き刺した。
「俺を、殺せ、アスラン。俺を憎んで良い。イリダが全て滅べば良いとは思っていない。だが、王族は駄目だ。ショロトルは、生かしてはおけない」
「何故だ、ドレイク! 何故ショロトルを狙う!」
「マグダレナには、魔物がいる。アレが、オーリーを狙ったら勝てない……ショロトルさえ始末すれば、オーリーを滅ぼさないと言われた!」
「魔物……? 何の事を言っている、ドレイク」
怪訝な顔でアスラン王はドレイクを見つめるが、
「歌う姫は、諦めろ、アスラン」
そう言って短剣をケツァ殿に投げたが、影により払い落とされ、ドレイクの胸に剣が突き立てられた。
血を吐き、ドレイクは絶命した。
「ケツァ!」
アドリアナ殿の悲鳴が響く。
ここで、ケツァ──ショロトル殿が亡くなった方が、良いのだろうか……。
捕らえられていたドレイクがここにいて、マグダレナの毒を持っていると言う事、魔物だとかアレだとか呼ばれていたのは、ルシアン殿かアルト公のどちらかであろう。
歌う姫──ミチル殿。
ミチル殿をオメテオトル殿が狙ったからこそ、逆に命を狙われたのだろう。ルシアン殿は容赦が無い。
息が荒くなり、青白い顔をしたケツァ殿の前に座った。
「オメテオトル殿、私の声が聞こえるか?」
顔を上げ、私に向かってうっすらと微笑むその顔は、オメテオトル殿だった。
「教えて欲しい。そなたの願いは、何なのか」
私の役目は、燕国公方の息子二人の汚名を
本来であれば、斯様に心を揺らされてはならぬのは、分かっている。
分かっているからこそ、確認したい。
「二条?! こんな時に何を言っているの?!」
アドリアナ殿の事は、申し訳ないが無視をする。
オメテオトル殿は目を閉じた。
「貴方は、私の身体の事を、知っているでしょう?」
頷く。
「ショロトルは……完璧であれ、誰よりも優れていなければならない、そうしていつか王になるのだと言われて育ったの。母親の期待に答えようと必死だったのよ……」
でもね、と言葉を区切り、眉根を寄せた。
「成長するにつれて、自分の身体が普通ではない事に気が付いたの。どんどん変わっていく身体に恐怖した。それと同時に、何もかも捨てたい、良い子でいたくないという思いも沸き起こって……ケツァが生まれたのよ」
昔を思い出し、遠くを見つめ、オメテオトル殿は話を続けた。
トラロック王に命を狙われ、他の王族に命を狙われて……母は王になる事のみを求めてきたわ……。
成人すれば王にならねばならない。妻を娶らなくてはいけない。その時、己の身体を晒す事に激しい恐怖を覚えたの……。
助けて欲しいと願い、神に祈りを捧げたわ。毎日毎日。ありとあらゆる供物を捧げた。でも、神は救ってはくれない。応えてくれない。
膨らむ胸。でも男のしるしもあって……私は一体何なのかと……男なのか、女なのか、どちらでも良いの、どちらかになりたかった……。
慈愛の女神。
民を愛する女神に助けてもらいたいと言う思いが日に日に増していき、私は女神を模してショロトルの中に生まれたの。
助けて欲しいと言う思いと相反するように、何故自分だけがと言う思いを捨て切れなかったショロトルは、退廃的傾向のあるイツラコリウキを生みだしたの。
チャルチウィトリクエの事は、イツラコリウキが、私の見ていない所で全て動いていたわ。
マグダレナは、チャルチウィトリクエの乗る戦艦によって甚大な被害を受けるでしょうね。
私達は、マグダレナに許されないでしょう……。
そこまで話すと、オメテオトル殿は大きく息を吐いた。
「男でも良い、女でも良い、どちらかにして欲しいと、女神に願う為に、私はマグダレナの姫を求めたのよ。
そんな事の為にと、思うかも知れないけれど……」
そこまで言って、オメテオトル殿は自嘲するように笑い、アドリアナ殿を見た。
「それなのに、アドリアナは、この身体を知っても、ケツァを愛し続けてくれた。子供を産もうとまでしてくれている……」
私を見て、オメテオトル殿が言う。
「願いはないわ。でも、死ぬのね、私も、ショロトルも、ケツァも、イツラコリウキも……」
「いや!」
叫び、アドリアナ殿はオメテオトル殿に抱き付いた。震える手がアドリアナ殿の髪に触れ、撫でていく。ケツァ殿に切り替わったようだ。
驚く程、簡単に人格が切り替わる。
「アニー……愛してるよ」
青白い顔で微笑む。
「ケツァ! ケツァ! 止めて! 死なないで!」
腹に力を入れ、言綏を見上げる。
「……若君?」
「言綏、水はあるか?」
「こちらに」
懐から取り出された竹筒を受け取ると、懐から懐紙に包んだ丸薬を取り出す。
「ケツァ殿、これを」
「……これは?」
「解毒薬」
解毒薬を手の平の上で揺らす。
小指の爪の半分程の大きさをした、黒々とした丸薬だ。
「この解毒薬は、嘘か真か、どんな毒も解くと言われる物。ただし、毒が解けるまで目覚めぬ」
アドリアナ殿のケツァ殿を掴む手に力がこもる。
「駄目よ……」
愛する女人の手を、ケツァ殿はなぞるように撫でる。
「もらうよ」
「ケツァ!」
ケツァ殿の表情に迷いは見えない。
「このままなら僕は死ぬだけだ。生きる為に一つの身体にいくつも人格を作ってまで生きようとした僕達だ」
にっ、と少年のような笑みを浮かべると、私の手から丸薬を取り、口に入れた。竹筒も渡すと、咽喉を鳴らしながら全て飲み干した。
「!」
「不味いね」
額には、夥しい量の脂汗が浮かんでいる。
「アニー、やっと会えたのに、また一人にしてしまうけど、約束する。絶対に目覚めるから」
首を横に振るアドリアナ殿の目から、滂沱の涙が溢れる。
「愛してるよ、アニー」
ゆっくりとケツァ殿の瞼が閉じられていき、アスラン王に寄りかかるようにして倒れた。限界だったのか、薬の所為かは分からぬ。
「ケツァ!!」
アドリアナ殿の嗚咽が玉座の間に響いた。
「若君、先程の丸薬は……」
「ロイエ殿の妹君のクロエ殿が、下されたものだ」
何故このような胡散臭い物をと思うたが、まさかこのような形で使う事になるとは思わなかった。
"父は毒薬作りの天才です。私はそれを超えたい。超える為にはまず、解毒剤を作れるようになりたいのです"
年頃の乙女が、頰を赤らめながら言う事では無いが、今はクロエ殿が下さった薬が、ケツァ殿を救ってくれる事を切に祈る。
差し込む朝日が、ケツァ殿の顔を照らした。
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