小説をめぐる日々の雑感

2019/09/30(月)

　カクヨムのいいところの一つに、自主企画が盛んだ、ということがある。私は小説の投稿を始めるとき、深く考えずに割と雰囲気でカクヨムを選び、自分のペースで書きながら自主企画を楽しんできた。しかし今調べてみたところによると、どうやら他の小説投稿サイトには自主企画なるものはないらしい。

　このことは、つまりカクヨムに自主企画があるということは、私にとって幸いだった。今までに書いたものの中で『ジャズは夜の魔法』と『子供のいない星で』は自主企画がなければ生まれなかったし、これらの小説を書くことは私の大きな成長に繋がった。今日も新しく出てきた自主企画に応じて部活ものを書き始めた。

　自主企画でテーマが決められるということは、そういうものを読みたい人がいるということの表れでもあり、つまり読者からのフィードバックがある程度そこには込められている。それが作家に力を与えてくれる。私は今後も面白い自主企画がどんどん出てくることを楽しみにしている。