第75話 傷だらけのラガーマン
ラグビーのW杯、優勝候補のアイルランドに、日本が逆転勝利しました!
私も、なにげなくTVつけてて、逆転のトライ、観ました!
小さいころからラグビーを見るのが好きだったんだよね。
スクラム組んで、ボールの取りっこ。
サッカーと起源を同じくするらしいんだけど、そんなことはどうでもいい……ていうか、詳しくない……。
本当に、観てるだけなのが、楽しいんだー。
落とすと不安定にはねるあの独特の形をしたボールを取り合って、タックルしていってはディフェンスをひきつけ、または、身をかわして駆け抜け、またあるいはボールをキープしたままうずくまる(あれ、なんていうんだろう)味方へ腕をさし伸ばしてディフェンスをすりぬけさせる。胴を捕まえられたまま、振り回す。
キックなり、ボールもってゴールするなりして、得点していく。
がつがつ体当たりしてくところが、おもしろいな。
確か、カクヨムユーザーさんで、異世界で戦争を終わらせるためにラグビー大会を催して、平和を勝ち取っていき、ついでにラガーマンたちの寄る辺となるパブを繁盛させていく物語を書いてらっしゃる方、いた。
そうか。
ラグビーが注目されるのを、見越してらしたのね。
まだ途中までしか読んでないけれど、W杯のタイミングで拝読しようかなあ。
ラグビーは経験はないけど、サッカーは小学生のころ、体育授業でやった。
私はディフェンスを主にしていたんだけれど、飛んでくるボールがめちゃくちゃ怖くて。
どうもほかの子みたいに、胸で当たっていくということができなかった。
「こわいよー、こわいー」
って言いながらプレイするのね? で、胸のまえで腕を盾にしてボールキャッチするから、ハンドリングの反則になっちゃう。
はー。むずかしいけど、あるとき、勇気を出してね……こう、ぐっと両腕を開いて、胸から外してみた。
とん、と案外軽いもので、ふくらみかけで触ると痛い、バストにもギリギリ、あたらなかった。
もう、それからどっかんどっかん、足の甲で来るボール、みんなふっとばしてった。
たまに前線に出てって、同じことやったら、だれかが、
「ラグビーだったら、得点だったね」
って言って、笑わせてくれた。
ラグビーか。いいよな。あれ。
ジャイアント・キリングって、巨人殺しって意味かな。
日本のプレーヤーも負けてないと思ってるんだけど。体格とか。
サポーターなのか、テーピングなのかわからないけれど、がっしりとした太ももや二の腕に、白いものが巻き付けられている。
左耳にガーゼつけてる人もいて、うわって思った。
とっても痛そうだけれど、とっても楽しい競技だわ。
カラーリングされたマウスピースをむき出しにして、笑ってるとこなんかみるのは、まだ慣れないけれど。
もっと、ラグビーが盛んに取り上げられるといいのになあ。
ともあれ、一戦目で強豪に勝ったんだから、マイケルさんの言う通り、みんなを信じて、自分たちの力を信じて、突き進んでいってほしいな。ほしいな。
しかし、思い出しても、プレーヤーのボール抱えた瞬間のブーストがすごい。
足の裏でがっちり地をとらえて、一気に加速する。すごいな。身のこなし。
アニメと同じくらい、好きかもしれない。エキサイトする。
なのに、選手は「メニュー通りに」「勝てると思って、信じて」やってきたんだという。
「もう奇跡とは言わせない。二度目の勝利!」
ってリポーター(?)が言ってたけど、一回目は観てなかったや。
多分、ほかのことに夢中だったか、眠ってたか、した。
勝つときは、勝利のイマジネーションが(!?)すでに、頭の中に出来上がっているもので、偶然ということはない。
まぐれも、奇跡もない。
ただ、努力しただけの、流した汗に見合うだけのものを、みんな手に入れていくんだなあ……小説はどうだろう。
私、かなり頑張ったんだけどなあ……角川つばさ文庫小説賞は、毎月15日に選考の経過発表があり、最終結果は3月に公開されるらしいんだ。
ついつい、弱気になりそうだけれど、私、頑張った。
実は他にも「これひょっとするな」という作品も見かけたのだけれど、私のと同じ路線は見なかった。
これは、通るなら通るし、だめならダメ。はっきりわかる。
頑張ったのになああ。結果がわかるの、来年か。
その間、どうしよう。
……なんて、決まってる。
カクヨムWebコン、がーんばるぞー!
私の戦いはまだまだ、これからだー!(こら)
そして、毎日連作短編を、ちゃくちゃくと書きあげちゃうぞっ。
書いた分だけ、強くなれるのが私だから。
それはもう、人様に言われるまでもなく、自信をもっていいことだと、今の私になら、わかるから。
だから、休む時は休んで、また明日もがんばろ。
少しずつ、わずかなりと、自分を生かす理由を見つけて、そうしていつか、私は……作家として大事なものを、すべて、手に入れる。
そして、ちょっぴりでも他に抜きんでることができたなら、それは最初の成功だ。
これから、重ねていくすべてが、その可能性につながっている。
これから出会う、誰かに、この道は続いてると、信じよう――。
だから、押し付ける気はさらさらないけれど、私の愛する人にも、わかってほしい。
絶えず、最初の一歩を試されている、こんな世の中だから――だから……。
一人じゃないんだと、思いたい――。
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