第26話 おじさん、ダークエルフを救う

「それでは行ってまいります、アルフレッド殿」

「危険はないと思うけど、道は荒れてるみたいだし、気をつけて。ミドとファドもよろしくね」

「は~い、いってきま~す! 行くよ、ファド!」

「おい待てミド! お弁当わすれてるぞ!」


 リリー家に仕える凹凸凹トリオは、元気よく出立した。

 万が一、パイクからの横やりが入ったとしても、あの三人なら大丈夫だろう。


「アル。言っていたとおり、例のダークエルフの刺客を地下倉庫から別棟の実験室・・・に移したぞ。今はユーリィとソフィが見張ってる」

「ありがとうエレナ。行こうか」


 この屋敷はリリー家が避暑のために立てた別荘であると同時に、家に仕える魔法使い達の研究所でもあった。

 今では人も機材も資料も王立魔法研究所に接収されてしまったが、移送できない施設だけは別棟に残っている。


 実験室の扉はごく普通の木製だった。

 しかし扉を開くと、そこには全てが金属で作られた異様な空間が広がっている。


霊銀ミスリル製の防魔室チャンバー。久しぶりに見たな)


 壁も天井も床も、全てが魔導文字ルーンで結界処理された霊銀ミスリルで作られた部屋。

 万が一魔法が暴走しても、外部に被害を漏らさないための工夫で、もちろん物凄く費用がかかる。王立魔法研究所でも数部屋しかなく、交代制で使っていたぐらいだ。


(まあ、大規模魔法の実験だと、屋外の実験場を使った方が便利なんだけど)


 反響した魔法で余計に悲惨なことになるケースもあるから。


 部屋の中に運び込んだベッドには、昨日屋敷を襲おうとしたダークエルフの魔法使いが縛り付けられていた。

 ベッドの支柱に手足を括り付けられ、詠唱防止用に猿轡も噛まされている。


 ……かわいそうだとは思うけど、魔法使いを捕らえておくにはこれでもまだ不安なぐらいだ。


「おつかれさまです、アルフレッドさん! 今のとこ異常ないッス」

「ありがとう、ソフィーさん。ユーリィ、施術の準備はできた?」


 隅に残っていた書き物机から顔を上げたユーリィは、


「はいぃ、なんとか言われた通りの構成は、書きましたけどぉ……アル先輩、本気でやるんですか? 誰がかけたのかも分からない【呪詛カース】の解除なんてぇ」


 珍しく自信なさげな顔で、足元の魔法陣を示してくれた。


「なあ、アル。【呪詛カース】の解除ってのは、そこまで難しいものなのか?」

「そうだね、あまりやりたがる魔法使いはいないと思う」

「あまりじゃありませんよっ! こんなの、王立魔法研究所のフレイア先生だってやりませんって」


 懐かしい名前だ。フレイア・ヒルズバーン。

 呪詛魔法を研究する工房アトリエを持つ専門家で、各地の民間魔法を調べるフィールドワークが忙しくて、年に一度顔を見られればいいぐらいだった。

 「死ななければ大丈夫」と【呪詛カース】を引きずったまま暮らすような人で、二次被害が怖い宮廷魔法士からは避けられてたな。


「ええとね、呪詛っていうのは、受ける側の意思・・・・・・・で発動している魔法なんだ」


 エレナが首をひねった。頭の上にクエスチョンマークを浮かべて、


「さっぱり分からん」

「うん、どう説明すればいいかな。……普通の魔法を受けるっていうのは、他人から殴られたみたいなものだ。薬を塗ったり包帯を巻いたりすれば治る。だよね?」

「そうだな」

「呪詛魔法っていうのは、自分の血管で自分の心臓を縛られた状態なんだ。どうやって治せばいいか、分かる?」


 段々と理解が進んできたのか、エレナの表情が険しくなっていく。


「……治せるのか? 縛っている血管を取り除いた所で、失血死するだけだ」

「理論上は可能だよ。胸を切り開いて、心臓を縛る血管をほどいて正しい位置に戻し、胸を閉じる」


 言うは易く行うは難し。

 僕も分かっている。ユーリィが不安がるのも無理はない。


 失敗すれば惨劇だ。


「出たな、アルの得意な『理論上は可能』だ」

「エレナだって、『修行すれば出来るようになる』って言うだろ。同じ事だよ」


 ベッドに縛られたダークエルフの魔法使いが、軽口を叩く僕達を「信じられない」という顔で見ている。


 僕は初めて、彼女と向き合った。


 浅黒い肌と銀色の長い髪、そして尖った両耳。

 エルフが皆そうであるように、この女魔法使いもやはり美しかった。

 外見は少女と言ってもいいような年頃だけど、エルフの年齢を見た目で当てるのは、まぶたを閉じて視力検査をするのと同じ事だ。

 

「――――ッ! ――――!」


 恐怖と焦燥でパニックを起こしかけているのか、目には涙を浮かべ、猿轡の隙間からよだれと罵声を飛ばしている。


 まずは本人を落ち着かせよう。

 僕は、猿轡にしていたボロ布をほどいた。


「オマエ! ワ、ワタシを、実験の材料にするつもりカッ!」


 開口一番飛び出したのは、エルフ訛りの悲鳴。


「実験をするつもりはないよ。確実に解除できる、とも言えないけど」

「フザケルな! クソ、離せッ」


 喚きながら、手足を縛る鉄の鎖をぐいぐいと引っ張る。

 それで解けるのはエレナぐらいだと思うけど。


「ねえ君。仮にここを抜け出せたとして、その後どうなると思う?」

大森林ホームにカエルに決まってるダロウ! イモウト達が待っテイル! もうニンゲンどもの国になんて来るモノカ!」

「【呪詛カース】をかけられたまま? 闇ギルドの連中がただの『口封じ』だけで魔法をかけたと思ってる? 僕なら、君みたいに仕事の途中で逃げ出さないよう、予防策を講じておくよ。例えば、逃げ出しても発動する、とかね」


 できるだけ優しく、事実を伝えたつもりだったけれど。


「な、な、な、な――」

「どうせだったら、ここで【呪詛カース】を解いた方が安心だと思うんだけど」

「ナニを言う! オマエみたいなヤツ、信用できるモノカッ」


 ダークエルフはますます怯えてしまったようだった。

 隙あらば喉笛に噛み付いてきそうな目で僕を見てくる。


「あの~、先輩、オニですか? そんなドS属性でしたっけ?」

「えっ、あれ? 嘘、ちゃんと説明したよね?」


 ユーリィに呆れられるとは、よっぽどだ。

 おかしいな、うまく伝わらなかったかな。


「あの~、エルフさん。落ち着いてくださいっ。ユーリィ達、あなたを拷問したい訳じゃないので」

「このオトコ! ワタシのハラを裂くって!」

「違いますよっ、アル先輩はあなたの【呪詛カース】を解きたいんです!」


 ダークエルフはまだ吠える。


「ナゼだ! 何のトクがある!」

「【呪詛カース】を解く代わりに、あること・・・・を教えてほしいんです。ユーリィ達、知りたいことがあって」

「……あること・・・・?」

「今はまだ言えませんが、あなたが知っているはず・・・・・・・・・・・のことです。ユーリィ達は、取引をしたいんですよっ」


 そうだ。上手だね、ユーリィ。

 今はまだ、彼女の口から聞くわけにはいかない言葉だ。


「……ナルホド。分かった。この忌々しい呪いを解ケバ、それ・・を教えてヤロウ」

「ありがとう、助かるよ。じゃあ悪いけど、服を脱がさせてもらうね?」


 ――またしても大紛糾。

 しかも今度は何故かエレナまで。


「一体何を言い出すんだアルッ! こんなに追い詰められた女を手篭めにしようなんて、恥ずかしくないのかッ!」

「ヤメロ変態スケベニンゲン! 触るナ! カムぞ! シタ噛むゾ!」


 うーん、ダメか。

 どう説明したら良いものか……


「ごめんユーリィ、頼んだ」

「ええぇ~……こほん、えぇと、【呪詛カース】の解除にあたって、霊素エーテルの安定と詠唱補助のために、被験者の身体に魔法陣を書く必要があるんですっ! 別にアル先輩はエッチなことを考えてるわけじゃありませんっ! そういうのはユーリィが引き受けるので大丈夫ですっ★」


 説明ありがとう。

 でも余計なことを言わないでくれ、ユーリィ。


「オイ今なんか聞き捨てならない事を言ったな? ん?」

「え~っ、何の話ですかぁ?」


 ホラ、エレナが余計に怒った。

 もういいから、二人でじゃれ合っててくれ。


「ごめんよ、ええと……ごめん、まだ君の名前も聞いてなかったね。僕はアルフレッド・ストラヴェックだ」

「……デズデラ、ダ」

「デズデラ。君も魔法が使えるんだよね?」


 こくり、とデズデラが頷いた。


「さっきの話を聞いてたと思うけど、【呪詛カース】は君が自分自身にかけるように仕組まれた魔法だ。最後は君自身が解かなきゃいけない。分かるね?」

「デモ……アイツラが焼き付けてキタ魔法、ワタシは剥がせナカッタ。トテモ、強い、呪い」


 それは【情報呼出レコード・コール】を通して僕にも分かった。

 闇ギルドには相当な技術を持つ魔法使いがいるか、強力なマジックアイテムがある。

 デズデラだけの力では、解呪は難しいだろう。


「大丈夫。構成の解析はこっちでやる。強制発動のプロセスが無効化されたら、君はいつも通り魔法を止めるだけでいい」

「……そんなコト、デキルのか?」


 発動中の魔法を解析し、その一部を無効化する。

 それは、回っている水車を掃除しようとするのと同じだ。

 一歩間違えば水車は壊れるし、回転に巻き込まれれば死ぬ。


 確かに一般的な方法じゃないかもしれない。

 でも。


「前にもやったことがあるんだ。任せて」


 ドジを踏んで致死の呪いにかかったフレイア・ヒルズバーンに泣きつかれて、何度も解呪をさせられたのだ。

 そのうち何回かは巻き込まれて死にかけた記憶がある。

 あまりいい思い出ではないけど、どんな経験でもいつかは役に立つものだ。


「それじゃ、服を脱がせるよ――あ、そうか、ごめんユーリィ、お願い」

「もー、仕方ありませんねっ、アル先輩はユーリィがいないと何にも出来ないんだからっ★」


 どうしてなのか、やたら嬉しそうにデズデラの服を脱がせていくユーリィ。

 黒いローブ、軽装の革鎧と鎧下、それから肌着と下着。


 幾重もの布の下から曝け出された褐色の肌は、薄っすらと汗ばんで艷やかだった。

 デズデラの頬はわずかに赤らみ、息も荒い。

 緊張のせいだろう、多分。


「早く、早く――シてくれ、アルフレッド!」


 ……考えるのはやめよう。

 これ以上何か考えたら、名実ともにスケベおじさんに成り下がってしまう。

 大体、昨日「愛している人がいる」とか言い切ったばかりだろ。情けない。


 気持ちを切り替えるんだ。

 魔法使いとして、為すべきことを為す。


「……それじゃ、失礼します」


 僕は、白い塗料を筆に含ませる。霊素の吸着性が高い薬草から抽出したもので、リリー家の倉庫に残っていたのを拝借した。


 デズデラの足の甲に、筆先を乗せる。


「ひゃんっ――」

「ごめんね。ちょっと冷たいと思うけど、我慢してね」


 そのまま、一気に魔法陣を描いていく。


「ひ、んっ、あ、ツメタ、あ、ケド、あっ、あっあっ――あぅぅっ」


 今描いているのは【霊素安定エーテル・スタビライズ】という魔法で、文字通り霊素の状態を安定させ、他の魔法を使用しやすくなる効果がある。

 地味だけれど魔法使いが魔法使いを補助するという意味では効果は高く、集団で行動する魔法使いの多くは専任者を置くほどで……


「イ、イイ、こ、これ、くす、ぐ、ったくって、ナンカ、ヘン、だ……」


 ……僕は、無言のまま魔法陣を書き終えた。


 背後から感じる女性陣の視線は無視する。

 ここで恥ずかしがったら負けだ。


「よし。これで準備は完了。僕は【魔法解析アナライズ】の詠唱に入るから、ユーリィは万が一の場合に備えて【継続治癒コンティニュアス・ヒール】を続けて。いい?」


 振り向くと、ユーリィがまるで熱に浮かされたように、とろけた顔で僕を見ていた。


「……ユーリィ? 大丈夫?」

「あ――ひ、は、はひぃっ、大丈夫、だいじょーぶですっ! ユーリィ・カレラ、いつでもいけますっ」


 ホントに大丈夫かな?

 と思ったけど、使い始めた魔法はまともだったので良し。


 僕は深呼吸を三回して、集中力を高める。

 今回は口頭詠唱だ。長時間の使用になると、こっちの方が精度が高い。


「――其は願い、其は心、結び紡いだ想いの力、力の言の葉」


 どこからともなく浮かび上がる光の粒達が、僕の両手の間に集い、舞い、踊り始める。


「見せよ影、描け光、開け扉、我が手に触れるは願いの精髄、儚き残滓」


 やがて光は形を成し始める。

 一見すれば高速回転する球体だが、よく見ればすべてが紋様――魔導文字ルーンで組み立てられていることが分かる。


「何これっ! アル先輩、こんなスピードで描き出されても全然構成が読めませんよ、もぉ!」

「これぐらいじゃないと全文読み解くのに一週間かかるだろ。見えるさ、集中すればね」

「できませんから! いくら集中したって、そんなのっ」


 喚くユーリィの声を、意識から追い出し。

 【魔法解析アナライズ】で描き出された【呪詛カース】の構成に集中する。


(まさか立体魔法陣なんて……こんな高度で複雑な構成、なかなかお目にかかれないな)


 僕はにわかに沸き立つ好奇心を、静かに抑え込んだ。

 魔法陣をあらゆる角度から観察し、その構造を、意味を、意図を、目的を、全てを読み解いていく。


(……入り組んでいるだけじゃない。正確で、冷徹で――徹底的だ)


 魔法の構成には、魔法使いの性格が出る。文章や料理と一緒だ。

 その癖は、構成が複雑で長大になればなるほどはっきりしてくるもので、細かい処理の仕方や構造の重ね方に癖が出てくる。


(この【呪詛カース】を作った魔法使いは、それを徹底的に消そうとしてる)


 まるで遥か古代に生み出された自律魔法のように、ひたすら機能と合理性を突き詰めた構成。

 一見複雑だけれど、その実はシンプル。


(いい腕だ。でも、解体するには好都合)


 製作者の意図は明白。なら、それを逆順にたどっていけばいい。

 パズルを解いていくように、あるいは編まれた布を解いていくように、魔法を解きほぐしていく。


 集中力のいる作業だった。

 けれど生憎、僕は集中力だけには自身がある。

 二〇〇〇〇と八七六ワードの海をザブザブと泳いでいくようにして。


 ――やがて見えてくる。

 使用者に強制発動を命じつづけているパート。


(なるほど。これは時限装置の役割も果たしているのか)


 砂時計のように、被害者の体内にある霊素エーテルを浪費し続けて、やがては衰弱死へと導く。

 解除しなければ、保ってあと一週間というところか。


 僕は、そのパートに、別の展開を付け加えた。

 強制発動の命令をキャンセルし、行使者の意志によって動きを変えるような構成。

 普通の魔法なら必ず組み込まれているものだ。


 ――これでもう、【呪詛カース】は呪いじゃない。普通の魔法だ。


「デズデラ。分かるかい、もう大丈夫だ」

「――ウン。わかった」


 僕が魔法の解析を行っている様子を、まるで夢でも見るように見上げていたデズデラだったけど。


「――閉ジロ」


 彼女は呟いた。

 僕の手の中に浮かんでいた立体魔法陣が、するすると折り畳まれ――


 形を変えた。


(――マズい)


 構成の製作者は、解析と変更は予測していなくても、万が一、被害者が無理やり【呪詛カース】を止めた場合は考慮していたらしい。


 意図的な暴走。

 組み変わった構成によって、残る霊素エーテルの全てがトラップ部分に注ぎ込まれ――デズデラの体内に【火球ファイアボール】を生み出そうとしている!


「ユーリィ! 【継続治癒コンティニュアス・ヒール】の出力上げて! デズデラの体内に焦点を絞って!」

「はいっ」

「デズデラ! 必ず助ける! 耐えて!」


 内蔵を焼かれる痛みに、デズデラは言葉にならない絶叫を上げた。


「――――ッ!!」


 僕はそれを無視して――新しい魔法を放つ。


(【冷却コールド】――【抗魔アンチ・マジック】ッ)


 【魔法解析アナライズ】を含めての、三重詠唱トリプル・キャスト

 一歩間違えば僕の魔法も暴走、全員が巻き添えになる――でもこれ以外の道はない。


(【火球ファイアボール】の熱を中和しつつ、構造解析が完了した魔法自体を無効化する)


 三つの魔法のうちどれか一つが欠けたら、デズデラの内臓は焼かれて死ぬし、僕達は爆死する。

 わずかに制御しきれなかった【冷却コールド】の余波が、僕の指先を凍らせる――


 ――音もなく熱もなく、静かに光だけが舞う攻防の末に。


「――よし」


 デズデラの体内で、【火球ファイアボール】は消滅した。


「アルッ、大丈夫か!?」

「……ああ、うん、問題ないよ」


 僕も過負荷のせいで危うく意識を失いそうになって――エレナに抱きとめられる。


「……無効化は、完了、だ。ユーリィ、もうしばらく治療を続けて」

「はいっ」


 エレナの肩を借りて、なんとか立ちながら、


「デズデラ、痛むところはある?」

「……アア、だい、じょうぶ、だ……熱っぽい、ダケ」


 顔色が悪いのは、医療魔法を受け続けて体力を消耗したからだろう。

 少し休めば良くなるはずだ。


 むしろ限界なのは、僕の方だった。

 例え高度な魔法じゃなくても、やっぱり三重詠唱トリプル・キャストは負担が大きい。

 頭痛と吐き気と目眩が津波のように襲いかかってきて、自分がどこにいるのかも分からなくなってくる。


「……良かった。それじゃ……ごめん。エレナ、後は、おね、がい」

「アル、ちょっと待て、アル――だいじょ――……アルッ」


 かろうじてそれだけ言うと、僕は意識を失った。

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