機甲部隊が穴を開け後続が戦果を拡張する。
その電撃戦に対し、焦土作戦によって補給線を延ばさせて停止させる。
ブラウ作戦の様に市街地に誘い込み機動力を奪う。
ただ成功すれば包囲殲滅すら可能となる可能性がある戦術、規模の大きい軍事大国しか取れない戦術
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ブラウ作戦、さすがは同志!(ネタです)
電撃戦をするには獲物が大きすぎましたね、どうやっても補給的に一撃でモスクワまではいけませんし……フランスとソ連では条件が違いすぎました。あの距離を自動車輸送に頼るのには無理がありますしそもそもゴムが無く、鉄道の規格は違うわガソリンのオクタン価が低くてそのままじゃ使えないわ補給指揮系統は一元化されていないわetc。(また別でやります)
市街戦での機動戦力の扱い方は難しいですよね。スピア戦術とかも、いつか解説すると思います。
編集済
そうか突破しても縦深防御の戦法があるのか…。
突破する側としても、突破に対応する側としても、の2つの視点から総括的に評論されているのめちゃくちゃわかりやすいし役に立ちます。
「突破の側面が45度の角度で内側に傾斜していること」っていうのはつまり
↑
__/\__
突↑破
こういうことですか?
追伸:ご丁寧な返信ありがとうございます、めっちゃわかりやすい!
作者からの返信
突破された場合はその進撃を予備で停止させつつ突破口を迅速に塞げば、戦術的には孤立した敵梯団を包囲する形になるので有利なのです。しかし作戦面に目を移すと、突破口は周囲にいくつも存在し、パイを切り分けるように味方前線の後方を分断していきます。
そうなれば、司令部は戦線整理のために撤退を命じるかも知れませんが、この際に敵突破部隊の待ち伏せや味方の撤退援護のための無理な攻勢によって大きな損害を出すだけでなく、突破部隊のより速い進撃に臆して撤退命令が連続し、なし崩し的に国土を失うといったパターンもあります(電撃戦)。
しかし前線のすぐ後方に前線があればこういった事態を効果的に避けることができる、と言うわけですね。
あ、それはそう言うことです。側面の長さを無視した突破は側面戦力の不足を招き、結果として突破ならびに戦果の拡大を失敗させます。突破面の傾斜があると、ないと想定した場合よりも相対する敵戦力は増えますから。