第2話 しりとりのルール


山本「あのさあ」



他2人「…」



山本「『メチャクチャすごいしりとり』」



「やらへん?」




他2人「…」





他2人「ええよ」



山本「やったあ」



長谷川「…」「山本」


山本「どしたどしたヒァーウィーゴー!!」


長谷川「うるさっ」


「そもそもやねん」


「そもそも」


「『メチャクチャすごいしりとり』って」



「なんなん?」


山本「『メチャクチャすごいしりとり』っていうのは~」


長谷川「うん」


山本「もうメッチャすごいしりとりやねん」


長谷川「うんだからあ」


「ルールを教えてくれよ」


山本「どういうことですか?」


長谷川「そのメチャクチャすごいしりとりは」


「普通のしりとりとどう違うねん」


山本「よくぞ聞いてくれました」


「もうね」


「メッッチャすごいねん」



「普通のしりとりはあ!!!!」


「『ん』がついたらアカンやろ!!!!」


「『ん』が!!!!!」


「『ん』がついた時点で終わりやろ!!!」


「THE end of フォーエバーやろ!!!!」


長谷川「うん」


山本「ウハハハハハハ!!!!」


森口「なに笑てんねん」


長谷川「フォレスト・マウスやないか」


森口「フォレスト・マウスってそれお前」


「それワシやないかい」


山本「ハハ!!!!」


森口「ウケた!」

「ちょっとウケたぞ!!!!」


「自信つくって」


「てゆーか」


「自信つきそおおおおおおお!!!」



「…」


「アホか」


「アホしかおらんのか」「この場には」


「だからさあ山本」


「メチャクチャすごいしりとりではあ!」


「『ん』がついたらあ!」


「どうなるんやああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」



他2人「…」



山本「うるさっ」「ビックリするわ」


山本「じゃあ言いましょか!?」


「言っちゃってええの!!?」


「お前らの人生それでええの!!!?」



他2人「…」



山本「くそがっ!」



「言うでっ!!!!!」


「よう聞けよ!!!」


「ここテストに出るぞ!」


「出るぞ出るぞ出るぞっ!!!!」



他2人「…」



山本「…」「あのー」


「メチャクチャすごいしりとりでは~」


「『ん』がついたら~」


「もうメッチャクチャ揉まれるねん」


森口「どこを?」


山本「あのー」「アレ」


「第二関節」


森口「どこの?」


山本「左手小指」


森口「誰に?」


山本「あのー」「アレ」


「ライトニングブリザード」



他2人「え?」



山本「ラ」


「ライトニングブリザードに左手小指の第二間接を揉まれんねん」






他2人「そうなん?」




山本「…」



「せやねん」









他2人「そーなんや」































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る