第50話

「今日はこれで仕舞だ。そして講習はこれで終了。あとは大会頑張れよ」

 学園長とVは魔法について、具体的に言えばVが考えた魔法の改善案、技術的なことを語り合い、ドーリーは規定の時間まで二人に指導。

 そして時間ぴったりにドーリーはそう言って、指導の打ち切りを宣言。

「ありがとうございました!」

「ありがとうございございました」

 二人は丁寧に感謝の言葉を述べる。

「それじゃぁ私も帰りますので。先生のアドバイスに従って工夫してみます」

「そうしなさい」

「また週明けに報酬貰いに来るから。自慢できる成果だけ聞かせろ」

「えっと」

「がんばれ、ってことですよ」

 ドーリーの言葉を翻訳するV。

「はい、頑張ります」

「がんばります!」

 二人は笑顔で返答、それを見て笑顔になる学園長。


 そう言ったわけで二人の仕事はすべて終了した。

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