　赤ずきんちゃんは狼のおなかの中にガラスの靴を忘れてきてしまいました。山羊に変装した狼に騙された王子様の命令で、お城の役人に化けた魔女が赤ずきんちゃんの家にやってきました。「この靴に合う女の子を探しています」と言って赤いリンゴをうやうやしく差し出します。「さあどうぞ」とにやりと笑います。どうやって追い返そうかと赤ずきんちゃんが考えていると、隣りの家の白雪ちゃんがやってきて、「おいしそうなリンゴ！」と勝手にリンゴの靴を履いてしまいました。白雪ちゃんは靴がぴったりだったので楽しくなって踊りだします。計画を邪魔された魔女がわめき散らします。狼が木の陰から覗いています。反対側からは白馬に乗った王子様がやってきました。白雪ちゃんはますます楽しそうに踊ります。赤ずきんちゃんは家の中に戻り、扉を閉め鍵をかけました。赤ずきんちゃんが微笑むと、部屋の奥の暗がりで椅子に縛り付けられたシンデレラが震えました。