第5話 ○○の独り言 世界創造 1 TRPG(ろーぷれ)日記より


TRPGろーぷれ日記 きみのいるセカイ


○月×日、世界創造初日

さあ、旅に出かけよう!!



まずはシステムだな。

基本的な世界観はファンタジースタイルがいいかな?


泡みたいな小世界が連なっている世界で、力在るものは世界を渡れる。


ベースとなる世界は中世くらいだけど、太古の先史文明が存在してた痕跡が遺跡として残っている。遺跡で発掘した人型機械みたいなのが地域によっては残っている世界←子どものころにアニメとかで見たみたいな、ロボットファンタジー世界、燃えるよね!!


先史世界は超科学文明、現在は中世くらいの科学レベルだけど魔法が発展途上の、スタンダードな剣と魔法の世界にしよう。


基本的なシステムは、まずは自分が経験して楽しんできた国内外の有名あるいはマイナーなTRPGシステムを流用してスタートしようか。

ロー…王さまのとか、ダン…竜のとか、ソ…剣のとか、昔、自分が生前によくやっていたやつ。


おいおいはオリジナルなシステムに移行できるようにしたいけど、

まずはそのあたりを参考に使わせていただこう。


まあ、でも世界観はオリジナルで始めたいな。



創造神は四半世紀前くらいに考えていた3人?の神さま、

↑火炎魔神、隻神、あとひとり、誰だっけ?戦女神みたいなやつ、戦姫神ウォー・プリンセスだったかな?

その1柱を持ってきて、初めの神さま、世界の創造神に据える。

うん、隻神にしよう。


原初の神は身体を割いて世界を創り←どこかの設定みたいだが、

でも死なずに力を失って生きている。

その存在は事故などで肉体を欠損したものに加護を与える特殊な神として信仰されている。


原初の神から生まれた、その他の力あるものたちは、四半世紀前に考えていた7神と、その他はそのうちに考えるとして、

肝は魔法システムだな…。

まずは既存TRPGの魔法システムを参考にして始めるしかないか。



魔法の基礎概念は、これまた四半世紀前にオリジナルで考えていたやつを引っ張り出して使うとして…、


地水火風光闇←いや、地水火風生死だったか?

その6つの力を3つづつ使って作られる8系統の魔術と原初の魔法、それを3次元のマトリクスグラフで表現しようとしていたやつ。

↑ケプラーの立体天体模型みたいなやつ、クリスタルの8面ダイスと4面ダイスから思いついたアイデア。


残念ながら、昔のデータは紛失してしまった(泣)

立体の概念図は頭に在るが、地水火風光闇のように魔術系統8つを漢字一文字に当てていた魔術名は永遠に失われた(ガックリ)。残念だ…。



…気を取り直し、それはおいおい作り直すとして、

次はキャラクター、世界の住人たちだ。


初めの彼らは神さまが創造した。

その創造や、そして加護は神さまの力を分けることで行われ、

その後、番うことで世界に満ちた彼らは、信仰あるいは敬意などで神に力を還し、

神は彼らに加護を与える。


そんなお話を最終的にシステムに盛り込みたいが、今はまだ保留(笑)

検討中だ。


種族は基本的なファンタジー種族はいるとして、特殊なものは稀人まれびとだな。

神隠しや異世界召喚などで他世界から現れた人種、これははずせない。


そして職業の基本的なやつに加えてのテクノマンサー、科学技術師(笑)

やはり巨大ロボット操縦、整備や製作には、やはり科学技術師テクノマンサー必須職業だよね!!


稀人とかが持っている特殊職とかがいいかな〜?


それとシナリオかぁ。

なにをもとネタにしてやらせたいかな?

どうやるか…。



「○○さん、お茶にしませんかぁ?」

同居している、というか、越してきたこのアパートの部屋に、もともと住んでいた座敷わらしがお茶を運んできてくれた。

何故か、何故か和服でなくゴスロリだ…。

なぜに?と聞いたが、理由は教えてくれなかった。


「この部屋に住んでます座敷わらしです♪

これからよろしくお願いします〜」

とゴスロリで挨拶された時、

「うそつけ!!」

ってツッコミを入れたのは今でも仕方ないと思う…。


いつもの通り美味しいお茶←日本茶だ…、をいただきながらまったりとする。


「明日の準備はだいじょうぶですか~?

宿題やりましたかぁ?」

「あっ、まだだ」

彼女の問いかけで気がついた。


高校の宿題か…、学生の本分は勉強とはいえ、毎回落ち着かない。

生まれ変わったやり直しを、前回より努力して成り上がるやつもいるらしいが、自分のスタイルじゃない。

自分はTRPGができるなら十分だ。


シナリオは明日にするか…。




-カクヨム版、あとがきのようなもの-

ここからが本編のスタートでした。

基本となる文章を書いてから2年以上経ってしまいましたよ(笑)

主人公がTRPGの世界を考えているというシーンからお話を始めたのですね。


4話の解説で書いたこと。みなはらとしての現実の内容が、お話の出来事としてところどころで顔を出してます(苦笑)

火炎魔神、隻神、戦姫神ウォー・プリンセスは、前話で書いた、火炎神、隻神、雷神の名称に対応しています。


主人公はファンタジー世界単体ではなく、ファンタジーを主軸とした、応用範囲の広いTRPGシステムを考えているという演出、設定ですね。

彼は通常のファンタジー世界とメカ、ロボットが登場する世界との融合を考えており、過去、現代、未来などから、召喚、転移、転生者が登場できるようなTRPGシステムを作りたいと思っているというところです。

そのための固有名称として、稀人まれびと科学技術師テクノマンサーを考えたのでした。


主人公○○は、

このお話の中での現実、隣接する平行世界というこの世界全体の仕組みを、アイデアとして借用し、かれの作るTRPGの設定に組み込んでいるのですね。←現実を模した小さな世界をTRPGシステムとして作ろうとしているという事です。この事には情報も捕捉もなく、文章として未完成、説明不足でした。読み返して説明した気になっていたことに気付き、本当に申し訳なく思っています。


本文中での、

ロー…王さまの、ダン…竜の、ソ…剣の、というのは、TRPGシステム名、既製品として販売されているゲームのことで、国産マイナーファンタジーTRPG、海外有名ファンタジーTRPG、国産有名ファンタジーTRPGと、拙作中で書かれたりもしています。

正式名は、それぞれ『ローズtoロード』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』、『ソードワールド』ですね。

↑有名、マイナーというのは、持ち上げたり、落としたりというつもりはなく、知名度としての認識です。自分はどのシステムも好きで、甲乙つけがたいですね(笑)

本文では正式名は使いません。変名で活用しています、念のためです。



オリジナルの魔法システムは、

すみません、図形がないと上手く説明できないかもしれませんが、

正8面体の外側に立方体を配置して、正8面体の頂点6箇所と立方体の各面6箇所の中心が接している状態の図形、立体のデザインが魔法、魔力と魔術の基本的概念の形でした。

正8面体の頂点6箇所が、原初の魔法に近い6つの魔力源から産み出される6系統の魔法で、

立方体の頂点8箇所が、6つの魔力源のうちの3つの組み合わせから編み出される8系統の魔術です。

原初を含む、15の魔法、魔術という枠に作り上げた個別の魔法、魔術を当てはめたり、魔力源から魔法を創作して、基本の魔法システムを体系化してゆくものだったのでした。


TRPGシステムやお話のアイデアとして、ここだけが完全な自分の創作部分、オリジナルのアイデアですね。(似たアイデアがあったとしても、それは自分の創作活動には関わっていません)


もっとも、オリジナルとはいえアイデアのみで、システムとして完成はしていませんし、このお話の中でも言及することはまずないでしょう。

こういう概念から、この世界の魔力は形作られているという話だけですね(笑)


クリスタルの8面ダイスと4面ダイスから思いついたアイデア。これは本当です。

以前に見かけていた星形の立体パズルの記憶とTRPGの必須アイテムであるダイスのデザインから思い浮かんだものでしたね。あれからもう20~30年たちます(笑)



ケプラーの立体天体模型は、

非常に美しい造形だと思います。何かのお話のテーマや味付けとして使えるなら、ぜひ使いたいくらいのデザインです。

興味のある方は検索してみてください。



もうひとつ、

今回が座敷わらしの初登場シーンですね。

この時の座敷わらしは、単なるTRPGのセッション要員でした。

後に現れる、座敷わらしの友人である稲荷狐と二人、それに主人公の同級生とでTRPGをして雑談するというだけのストーリー性の乏しい物語から『ろーぷれ日記』はスタートしたのです。

物語の背景として存在していた出てこないヒロインと、いつかTRPGをしたいなぁというセリフを雑談に交えながら、

今と変わらない主人公とヒロインの転生の設定そのままに、そこにはあまり踏み込まずにお話が進む予定だったのですね(笑)


今回、投稿していく予定の『世界創造 5』までのどこかの段階で、現在のストーリーへと近づいていったのでしょう。


『小説家になろう』投稿を始めたのが1年と少し前。

お話の初期プロットから書き始めたのが今から2年半ほど前からでしょうか。

2年前の夏には、ほぼ現在のストーリーの流れになっていましたから、その間のどこかで、ストーリー性のある話に切り替えたと思うのですが、残念ながら、その理由ときっかけはもう忘れてしまったようですね。

何か、それを決定付けるだけのことがあったはずですが。


なお、余談ですが同居している座敷わらし。

お話の当初は主人公の押し入れに住んでいる設定でしたが、直ぐに改められて、主人公の部屋の扉から座敷わらし自らの世界である隠し部屋、彼女の力の領域に住んでいて、主人公の元に来るという形になりました。

押し入れではギャグですし、一応外見未成年の主人公と、外見少女の座敷わらしが、常に同じ部屋というのはいろいろと配慮に欠けると思ったのです(苦笑)



今回は特に長い蛇足、あとがきでした。

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