第3話 ○○の独り言 しょうげき‼ ライトノベル(らのべ)日記より
○月▽日 衝撃‼
「サイクランだ‼」
「えっ、なんだって?」と、かずま。
「PSYクランだよ‼」
「ええ!?何?」
今日、朝ご飯をかきこんでいて思いついた。
クランだ氏族名、PSY氏族なんだよ、サイバー集団としてのクランだ‼
気づかなかった、
最近、レイド、レギオン、クランなんて単語を耳にする機会がふえたからか?
ネットゲームのおかげだな。
E・C・タブのSF、『デュマレスト・サーガ』の組織。
目からウロコだ。
ゼラズニイの『魔性の子』の主人公、
ポル・デッドスン、父のデッド・モースン、老賢者、魔術師モーの関係、
語尾のスンがSonで、デッドはモーの子、主人公ポルはデッドの子という意味に気づいたとき以来の衝撃だ。
『デュマレスト・サーガ』は、故郷探す主人公デュマレストが訪れる異星世界が魅力的で、前の時の学生のころ、新刊が出るたびに、貪るように読んだものだ(笑)
デュマレストの未来世界には、星間規模の巨大組織があって、
確か、宇宙友愛協会とサイクラン、だったと思う。
主人公デュマレストが星ぼしを旅するうちにある秘密に関わり、サイクランの組織から追われる。
ストーリーの一端は、そんな内容だったと思う。
『魔性の子』は、自分の中で高千穂遥の『異世界の勇士』にならぶ、異世界召喚、転生ものの、自分の中での金字塔とも言えるものだ。
自分の、異世界ものの最初の作品はバローズの『火星シリーズ』なのだけれど、
『魔性の子』、『異世界の勇士』で書かれている、科学文明と魔法文明が同居している世界にはとても夢中になった。
その気持ちはファンタジー世界で巨大ロボットが暴れまわるあのアニメで爆発し、
いつか、ファンタジーTRPGで巨大ロボットを出せるシステムを作ってみたいという気持ちを持ちつつ、
かなわず、転生し、今に至る。
異世界ファンタジー+メカは、今でもツボだ♪
良いよね、異世界ファンタジー+ロボ(笑)
まあ、ともかく、
かずまとダベったそんな話を彼女、あの娘に聞かせたら、
「そんなことも気づかなかったの?」って笑われた。
猫又みたいな、いい笑顔されたのが妙に腹たつ(苦笑)
でも、
前のとき、仕事場の同僚との雑談、池波正太郎の話で盛り上がったとき、
池波正太郎はだいたい読んだと言っていた同僚に、
『鬼平犯科帳』で鬼平こと長谷川平蔵が剣術試合をしたとき、『剣客商売』の秋山小兵衛がその審判をしたくだりがあると話した事がある。
同僚がそのときに、知らないと言って、すごい悔しそうにしていたことを思い出した。
あのときの自分は、やっぱり今の彼女みたいな顔をしていたんだと思うと、ちょっと可笑しくなった。
笑った自分に、怪訝そうな顔を見せた彼女が座敷わらしとダブって、つい習慣で頭をなでてしまった。
あの娘はおどろいたあと、ちょっと怒ったような顔を見せたが、特に咎めはしなかった。
そんな、放課後の帰り道の話(微笑)
-カクヨム版、あとがきのようなもの-
今、劇場版の『クラッシャージョウ』を見ながらあとがきを書いています(笑)
古いお話、SFなどをネタにしたことを書くには、古めのSF、スペースオペラの作品がノリやすいですね。『クラッシャージョウ』とか、古い『銀河英雄伝説』とか、古い『スターウォーズ』とか(笑)
これを書いていた頃、ちょっと学園ものを意識していたのでしょう。
とはいえ、最近の学生事情には疎く、妥協の産物として下校風景という、こんな形になり、その形態で数話書いたのだと思います。
サイクランという言葉に衝撃を受けたのは、自分の実話です。
気がついたその日のうちに書いて投稿したのではなかったかな?
それくらい、衝撃だったのです(苦笑)
あとはまた、引用した作品について少しですね(笑)
『デュマレスト・サーガ』
E・C・タブ氏が書かれた作品で、故郷を探して異星世界を旅するというある意味シンプルなお話です。
見知らぬ世界を主人公と共に旅するという、心踊る経験をしたお話ですね。
翻訳分20数話、タブ氏にはいろいろな世界を味あわせていただきました。
エドモンド・ハミルトン氏の『キャプテン・フューチャー』、E・C・スミス氏の『レンズマン』、『宇宙のスカイラーク』、リチャード・エイヴァリー氏の『コンラッド消耗部隊』等々、これらは、E・C・タブ氏の『デュマレスト・サーガ』も含めて、自分の記憶の中に、たくさんの異星世界を教えてくれた作品たちです❤
これらは全て、自分の血肉となっている世界の記憶、思い出ですね。
そうそう、高千穂遥氏の『クラッシャージョウ』もそうです(笑)
『異世界の勇士』高千穂遥氏、
『魔性の子』ロジャー・ゼラズニイ氏、
これはそれぞれ、お二人が書かれた異世界ファンタジー作品です。
これはエドガー・ライス・バローズ氏の『火星の王女』などと同じく、
今の転生、召喚の異世界ファンタジーが流行りだすよりずっと前に書かれている、
異世界への転生、召喚ものとして書かれている作品なのですね。
自分が『異世界の勇士』、『魔性の子』のことを書いたのは、転生、召喚というファンタジーの要素に加えて、機械文明の操作という要素がお話に含まれているからです。
機械文明の扱いとお話に組み込むやり方、お話への演出のさせ方は、両者全く異なるので、興味がおありでしたらそれぞれを一読してみるのも一興かとは思います。
そういえば異世界ファンタジーものは、バローズ氏の『火星の王女』以外にも、
『リチャード・ブレイド』、ジェフリー・ロード氏のお話もありましたね。
でも、『リチャード・ブレイド』は…、なんというか、異世界に出かける007のような、アダルトな要素のある異世界ファンタジーなので(苦笑)
まあ、好みが別れると思いますね(笑)
『鬼平犯科帳』、『剣客商売』
池波正太郎先生の書かれた、有名な時代物小説です。
自分などが、あれこれ言う必要はないですね。たいへんに面白く、夢中になって読みました(*´∀`)♪
池波先生のお話、幾つかのお話が緩く連結されているかのような相互補完された部分を持っていますね。
池波先生を参考、模倣したわけではありませんが、自分もそういった構成を意識して持たせて、自身の幾つかのお話をつなげています。
小さなお話をつなげて大きなお話にしてゆくのは、自分にとってはとても楽しい作業ですね(笑)
余談ですが、池波先生の作品について、雑談のはなしについて書かれた内容は実話です(苦笑)
仕事先の同僚は本当に悔しがっていました(笑)、それくらい池波先生のファンだったのですね。
それではまた(*´∀`)♪
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