小説を書くとは?
最初の題材を何にするのかというのを考えた時に最初に思いついた「小説を書くとは?」を今回の題材とすることにした。
しかしテーマにするには広すぎるし抽象的すぎるため、自分にとってはどういうことなのかという程度には範囲を狭めようと思う。
元々自分が最初に小説を書いたものを公開したのは「小説家になろう」だった。
書きだした動機は単純である。
元々「なろう」で読専であったため、数々の作品を読んでいるうちに自分でも書いてみたくなった。
いや少し違うな、頭の中の妄想を文字で表現してみたくなった。が近いであろうか。
この辺の感覚は今でもあまり大差はないのかもしれない。
しかしそんな風に書き始めた作品は当然プロットもなければタイトルすら決めずに書き始めていた。
妄想した内容を文字化する。
当然ながら、ある一場面を切り取っただけの話となるため、まともに話として成立すらしていなかった。
それを下手なりに繋いぎあわせ20話ほど完成した段階で公開した。
現在では完結しており、文字数約25万字、総PV約10万、ブックマーク約120。
正直処女作としては成功の部類に入るのではないだろうか。
そんな作品も当初は全くPVも伸びず、もらえる感想も誤字報告かこんなの小説じゃないのどちらかのみでした。
すっかり何を書きたいのか迷走中になっていますが、僕の中でイマイチ境界線や定義があやふやなものもあります。
「ライトノベル」
「WEB小説」 などなど。
そもそもライトノベルの定義がよくわからない。
「小説未満の小説」みたいなことなのだろうか?
しかしラノベ系などと言われていない文庫本よりラノベと言われる文庫本のほうが内容も文面もしっかりしているということは度々見受けることができる。
そもそも小説未満の未満は誰の基準なのだろう。
そして一番謎なのが「ライトノベル」と「WEB小説」が分けて語られることがあることだったりする。
そういう人の語りを聞かせてもらう限りでは「ライトノベル」は低俗な物語、「WEB小説」は媒体がWEBであり紙ではないだけの小説のような説明が多いと感じられる。
例えば「吾輩は猫である」を紙媒体で出せば「小説」、WEB媒体で出せば「WEB小説」ってこと???
分けて呼称する意味がわからないです。
そしてここを分けたがる人は「小説とはこういう文法を守るべきである!」の主張が強い人が多い。
媒体がなんであれ、文章の質や内容が高尚か稚拙かなどは一切無視して、作者が小説です!といったものは全て小説で良いのではないだろうか?
本の読み手として小説だから面白いとか紙媒体だから面白いなどということは基本的にはないと思う。
内容が面白ければ良いわけで、賛同や共感してくれる人がいれば良い。
そう感じてもらうためには一定以上の文章能力が必要にはなってくるのも事実ではあるわけだが……
さてさて、「小説を書くとは?」から大きく脱線し続けてしまっていますので、話を戻します。
自分にとって小説を書くとは?
→ ・自分が楽しい!と思うことを書く
・自分の妄想の具現化
・自分が一番のファン!と言い切れない作品は書かない
・そしてそんな作品を楽しんでくれる読者様が少しでも楽しんでもらえるように努力をし続けること
結局は、「自己満足」が発端であって、その自己満足に賛同してくれる人を大切にしたい、楽しんでもらいたい。
この辺が自分が今でも作品を書き続けている原動力であり、理由なんだなと再確認したということで今回のエッセイは締めくくりたいと思います。
主張したい内容すら不明の駄文にお付き合いありがとうございました。
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