第一章 災厄の皇子

第1巻(1~13話) 主要登場人物紹介+諸設定

第1巻 主要登場人物紹介


※注意※

 ネタバレが含まれます(第1~13話までに明かされる情報のみ)。



●主要登場人物

〇ディアーク

 本作の主人公。アルザーク帝国グリューネヴルム帝室第六皇子。13歳。

 生年月日はルミエルド聖暦632年4月14日。身長153cm・体重47kg。

 帝室で唯一、漆黒の髪を持つ少年。年齢の割に大人びている。

 〈災厄の皇子〉の渾名で忌み嫌われ、七年前に帝城から追放された。


〇レイナード・フォン・ヴァルトブルク

 前ルードリンゲン魔導伯爵。65歳。

 生年月日はルミエルド聖暦580年2月22日。身長173㎝・体重78㎏。

 純白に染まった髪と長い顎髭を持つ、朗らかな老爺。

 〈純白の賢者〉の異名を持つ。何らかの目的でディアークに接触する。


〇ラインハルト・フォン・フェルザー

 帝国下級騎士ミニステリアーレ。満20歳。

 生年月日はルミエルド聖暦625年11月6日。身長181㎝・体重79㎏。

 深緑の長髪と整った顔立ちが特徴的だが、感情の起伏に乏しい青年。

 ある日、ディアークの新たな従士として現れる。


〇ユリア

 ディアークの小間使い。44歳。

 生年月日は不明。身長155㎝・体重不明。

 とても物腰が柔らかで、落ち着いた痩身の女性。

 ディアーク追放後からずっと、屋敷に住み込みで共に暮らしている。


〇ゼバルドゥス

 聖職者。52歳。

 生年月日は不明。身長169㎝・体重不明。

 帝都西市街にある聖ペーター聖堂教会を管轄する司祭。

 長年ディアークの心の拠り所になってきた。


〇ガーブリエル

 レイナードの協力者。年齢不詳だが、推定20代前半。

 生年月日は不明。身長172㎝・体重不明。

 狂気的な笑みと生気が失せた瞳を持ち、気まぐれな言動が目に付く青年。

 老爺への協力も、他の誰かからの命令によるものらしい。


〇ジグムント・ウィルクスキ

 傭兵。23歳。

 生年月日は不明。身長176㎝・体重70㎏。

 東方の先住民を祖先とする赤毛の青年。

 軽薄な印象を与えることが多いものの〈紅の狼グラナヴォルフ〉傭兵団を率いる若き団長。

 

〇ゲルト

 傭兵。15歳。

 生年月日は不明。身長154㎝・体重50㎏。

 いつもジグムントの傍にいる茶髪の少年。

 子ども扱いされることを嫌うが、精神面はまだまだ未熟。


〇ヘルガ・シェーファーヴォルフ

 傭兵。24歳。

 生年月日は不明。身長172㎝・体重不明。

 薔薇色の髪と美貌を持つ長身の女性。

 男勝りな女傑で、クロスボウを扱う〈魔迅の弩手フライシュッツェ〉傭兵団を束ねる。


〇エルンストV世

 現アルザーク皇帝(12代目)。満49歳。

 生年月日はルミエルド聖暦596年5月17日。身長173㎝・体重64㎏。

 グリューネヴルム帝室特有の金髪碧眼を持つ初老の男。

 温厚な性格。〈賢帝〉として名高く、民からの信頼が篤い。


〇ジギスムント

 グリューネヴルム帝室皇太子。満21歳。

 生年月日はルミエルド聖暦624年7月1日。身長179㎝・体重68㎏。

 父帝から金髪碧眼を受け継いだ、端麗な容姿の青年。

 来たる帝位継承の為に、文武共に日夜努力を欠かさない。


〇クリームヒルト

 ディアークの生母。故人。

 市民階級出身の女性で、見初められてエルンストの側室となった。

 ディアーク出産直後から宮廷内での地位が悪化し、我が子が六歳時に起こしたとある事件を切欠に、咎を負わされて自死した。

 

〇アルフォンスⅡ世

 現ヴェルランド聖王。満53歳。

 生年月日はルミエルド聖暦592年9月15日。身長175㎝・体重80㎏。

 非常に豪胆な性格で、外征を好む壮年の男。

 教皇派の南部諸侯を焚き付け、ヴァリダーナ回廊への進出を企図する。

 

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