第3話

練習します。駄文です。


 謎めいた構造のでかい駅だった。

 建物の内部を照らすために、常にきらびやかな橙色の灯りが外にまで達していた。構造物で影になっているはずなのに、足元さえ明るい。

 入り口の前に立つ。

 まず2列のエスカレーターが二基も左端に配置されている。その右側には当然だが階段もある。

 徒歩で登ろうとする者はまさに剛の者だろう。なにせ、3階まで続いているのだ。2階で下りることもできるが、改札口は3階にある。

 3階まで上がれば改札口が目の前に見える。だが、左右にもめっちゃ広い。むしろ前よりも横のほうが奥行きがある。左右には様々な店舗が軒を連ねている。

 電車に乗るために改札の機械を通る。駅の構外に出るひとのために八基、電車のホームに向かうひとのために八基ほどだろうか。幅いっぱいで20メートルほどはありそうな改札口を通る。

 通った後の印象は割と普通だ。

 広くもないし、狭くもない。最近では珍しくもない改札口の中に軽食屋が一軒ある程度。(記憶が曖昧です。なかったかもしれない)

 1番線から10番線まである。

 目的地に合わせて、降る。

 忘れてはいないだろうか? いま現在は3階にいる。

 つまり……。

 すべての電車が2階に停まる駅なのだ。それが『JR千葉駅』なのである!

 1階から2階へ一般人が上がる手段はない。

 電車を利用するなら1→3→2。電車から降りて外に出るなら2→3→1と階を昇り降りさせられる。それがJR千葉駅の構造なのである!

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